うららかな日和に誘われて、錦帯橋を渡らないルートでのお散歩へ。
岩国駅から、一日に三本しかない「千石原」行きのバスに乗り「横山」バス停で下車し
樹木でしつらえられた塀が続く 人通りのあまりない通りを歩いていると
吉香茶室なる表示のあるお屋敷のそばに出た。
このとても大きなお屋敷の前を通り右折すると
この日の目的地のここに行きついた。
入るとすぐに目につく吉川家の年表。
受付から展示室へと誘われ、
吉川家ゆかりの数々の展示品 兜 刀剣 屏風 和歌などを楽しんだ。
一時間があっという間に経った感じ。
梅の花が咲き誇っていた吉香公園
依然来た時に立ち寄った「わたぼうし」という、とても美味しいお店に
今回もランチに立ち寄ったが、早くもランチセットは売り切れており
やむなくお弁当を店内で食べたが これがことのほか美味しかった。
私がこの吉川家資料館に来ようと思ったきっかけは
中国新聞のこの記事だった。
ここ岩国城の初代当主吉川広家公の祖父にあたる
吉川興経が、隠居後 妻(宍戸元源の娘)と嫡男千法師とともに隠棲していた
安芸布川(現上深川)で、1550年に毛利元就に殺害され、ここにその墓があり
地域の人が、代々墓の守をしてきた というもの。
その墓守をしてきたご夫婦のことが記事となっていた。
しかし、この御夫婦のご主人が先日逝去され、今後は、岩国の吉川家の末裔の人が
この墓を守るようになったことを聞き及び
ちょっと興味が湧いたことに始まる。
そんなに歴女というわけでは無いが、
親がやってきたから引き継いで墓守をしてきたという話を
記事に掲載された方から聞いて、
吉川家の歴史にじかに触れてみたいと思った次第。
帰りは、錦帯橋近くにある「岩国バスセンター」まで、この橋を渡り
遠目に錦帯橋を眺め、山の上の岩国城に思いをはせながら帰途に就いた。
この日のお散歩 8601歩