ちょっと前になるが、新聞記事を見て応募した「わが身を守る防災学ぼう」
防災講演会。
中区地域おこし推進課が主催者ではあるが、
その他の県民の応募も可能とのことで
ネットで応募した。
当日まで参加者の応募を受け付けていたので、
会場:ひろしまアステールプラザ中ホールも埋まらないほどの開催かと
思いきや、行ってみるとホールの座席がほぼ埋まるほどの盛況ぶりで、
主催者の努力の跡が見えるようだった。
中区にあるNHK広島放送局の、防災報道に携わるニュースデスクや、
気象キャスターが、南海トラフ地震が起きた時の
中区に在住する人向け対応策などを中心に話した。
要約すれば
1.瀬戸内海に面する広島県は、南海トラフ巨大地震が発生して、
津波が到達するまで2~3時間かかるので、落ち着いて避難行動をしよう。
2.南海トラフ地震は、いつ起こるかはわからないが、必ず起きるので
自主防災の備えは自己責任で必ずやろう。
との訴えであった。
近年の異常気象によって発生した災害をみても、人ごととは思えない昨今
多くの参加者は、高齢者が多かったように見受けたが、
子育て世代に聞いてほしかった気がした。
参加者全員に配布された照明付きの笛
司会者が、この使い方を指南してくれたが、思いっきりの力を出さないと鳴らなかったこの笛。
資料や缶バッチを受け取り、自宅に帰ってから中身の確認をしてみたが
記事の各所にQRコードがついており、スマホの携帯が必須の時代背景が
ここにもあった。
このQRコードで得た情報をスマホに保存することで、必要かつ必須の情報を
一か所にまとめられ、携帯するので確かに便利で有用である。
我が家は、床上浸水を経験してから防災リュックを準備した。
が、そのリュックを玄関に置いているかといえば、そうではない。
いざというときに役に立たなければ、備えたところで何になる
という話である。
やはり、防災意識は、自分事として、いざというときにどういう行動をとるか
を自分の中に決めておく そして
日ごろ忘れがちになる意識を触発する機会を持つことが
必要なのかと思う。
今回の参加は、そういう意味で、とてもいい刺激になった。