マメタンガン[Mame-tangan]

バリ島のガムラン・ググンタンガンのグループ「マメタンガンMame-tangan」の活動情報などを載せています。

ライヴを終えて一つ階段をあがる

2013-12-11 11:48:57 | 日記

怒涛のうちに終了した12月1日のマメタンガン初ライヴ。ご来場いただいた皆様誠にありがとうございました。

また感想やコメントをお寄せくださった方にも心からお礼を申し上げます。

 

(photo by Madame M)

 

終演直後の打ち上げで、さっそくバリ料理とビールを前に演奏の反省、今後の抱負、バリ音楽談義に花が咲いただけでなく、その後1週間、来ていただいた友人知人先輩諸氏からのコメントや、それに対するリアクションがメンバーの間をメールが飛び交って、ググンタンガンの難しさ、アンサンブルの面白さ、私たちの課題といった話が続々。メンバー個々にはその後もあって話す機会はあるんだけど、揃って顔をあわせるのは来年の初稽古までお預けなので、メール談義です。

 

演奏のあとにこんなに活動や音楽について語り合うことってまれでは?ってくらいです。多分グループにもよると思うけど、複数のグループで活動してきた私の経験でも、ガムラン奏者が自分の演奏について思ったことを、ことばでこんなに語りあうのは珍しい気がします。だいたい、みんな自分の演奏の反省や課題を個人的にかみしめることが多い。個人個人の間では話題にしても、みんなの間にメールが回ることはあんまりありません。みんなそれぞれ感じている、という前提で、あんまりみんなで議論したりはしないのね。でも珍しく今回はそういうことになりました。そのこと自体が貴重だなと思います。

 

何でもすぐにことばで話し合って解決しようとするよりも、演奏の中でお互いの気持ちを探る方がいい場合もあるし、こういう小さなグループでお互いをよく知っている場合には、いわなくてもわかるということや、いわないでいることも時にはまた大切だと思う。なんでもことばにして話し合えばよいと思っているわけではないのです。でも今回はいろいろなことばが吹きだしてきたことも大事なことだと思う。新しいグループを作り、新しい音楽に挑戦するということの、面白さと難しさをとても強く感じるライヴでした。

 

さあて、ちょっと休んで、また来年次の一歩。

 

 

 


ご来場ありがとうございました

2013-12-02 16:48:09 | 日記

マメタンガン初ライブ@光塾(←毎回タイトルが一定していませんが、、、)は終了いたしました。

ご来場まことにありがとうございました。もし気に入っていただければお友達に

「ググンタンガンってすてきだったよー」って広めてください。

気に入らない点はこっそり教えてください。。。

特に2回目は満席でしたので狭くて申し訳ありませんでした。

でも演奏者も一部、狭かったのでご容赦ください。。。

 

では、次回をお楽しみに!terima kasih banyak!

 

(マメタンガン事務局)

 


予約の受付を終了いたしました

2013-11-30 23:00:00 | 日記

 12月1日(日)「ググンタンガン・ミニライブ」Byマメタンガン、は予約受付を終了いたしました。

(午後の部についてはすでに満席終了しています)

多数のお申込みお問い合わせありがとうございました。

 

 当日券の有無については、申し訳ありませんが現地(光塾Common Contact並木町)での

ご確認のみとなりますので、ご了承くださいますようお願いいたします。

 当日券の見込みですが、昼の部については10席程度ご用意できそうです。午後の部については

ご用意は難しそうです。


ご予約いただきました皆様、当日お待ちしております!お楽しみに!

(マメタンガンチケット事務局より)


午後の部予約受付終了のお知らせ

2013-11-30 11:19:03 | 日記

12月1日(日)「ググンタンガン・ミニライブ」Byマメタンガン、午後の部(15時開演)は

おかげさまで満席になりましたため、予約受付を終了いたしました。

ご予約ありがとうございました。

当日券の有無については、申し訳ありませんが現地(光塾Common Contact並木町)での

ご確認のみとなりますので、ご了承くださいますようお願いいたします。

 

なお、昼の部(12時開演)は引き続き予約を承ります。(残席約10)お早目にお願いします^^)

padmabaliあっとまーくhotmail.com  あっとまーく⇒半角@に変換してメール送信ください。

 

(マメタンガンチケット事務局より)


武術と音楽の意外な関係

2013-11-28 08:53:08 | 日記

きっかけはひょんなことだった。

 

民族音楽学者が集まる海外の学会で、ジャワの伝統武術シラットを研究しているドイツ人のおじさん音楽学者と友達になって、シラットの熱いマニアックな話をいろいろ聞かせてもらった。とくにジャワ西部ではシラットは舞踊とのつながりがとても濃くて、音楽伴奏で演武することもあるのは知っていたのだけど、それまでとくに意識したことはなかった。

 

それからしばらくたって、バリでググンタンガンを習っている師匠が、そういえば昔はシラットの達人だったというのを思い出した。300人ぐらい弟子がいて、生涯負けたことがないといっていたけど、年寄りの自慢話ぐらいに思っていた(ごめんなさい)。「ジャワでは音楽に合わせてシラットやるよね」というと「バリでも音楽やるよ」という返事。「えっどんな音楽?」ときくと、ググンタンガン編成にレヨン(小さいこぶつきゴング)2個を加えた編成だという。20年もバリに通っていながら全く知らなかった。しかも灯台もと暗し。

 

かくして、既に引退したからもうシラットはやらん、という師匠に粘り強くお願い、お願い、お願いし、また他の音楽家にもお手伝いをお願いしてかつての音楽を再現し、師匠のシラット実演付きでビデオを制作することになった。それが2年前のこと。リヴァイヴァルしたシラットの音楽と演武は予想以上のかっこよさ。10年のブランクがある師匠のシラットも、無駄のない動き、年齢ゆえのゆったりとしたテンポ感と余裕で当時のググンタンガン初期メンバー、全員、悩殺されてしまった。

 

そういうわけで是非これをやってみたいということになりました。今回は空手を習っていたというバリ人、コマンさんが空手ミックスシラット風というのか、シラット風空手というのか、演武を披露してくれます。バリでも今は、なかなか見られない武術とググンタンガンの組み合わせ。

 

シンプルでひょうひょうとしたググンタンガンの音楽と、意外なほどよくあう武術の動き。師匠いわく、「音楽が闘志をかきたてる」。そして武術の動きが本来的には優雅で美しいということを、音楽の力が再認識させてくれる。日本にはないけど、ブラジルのカポエイラやイランのズルハネのように武術と音楽、本来はよく合うのだと思う。授業で上記のビデオを紹介したところ、「音楽がいいですね」という学生がいて、「でしょでしょ~」という感じ。

 

みなさんのまわりに武術が得意で、音楽と一緒にやってみたい人はいませんか?コマンさんは相手役をほしがっております。空手でも、シラットでも、拳法でも可。かっこよく演武できる人、大絶賛募集中。