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夏休みも続く

1つ目は、ことしの初春歌舞伎『通し狂言:南総里見八犬伝』(国立劇場)
 
「八犬伝」は昔、テレビの人形劇で結構真剣に見ていた記憶があり、「仁義礼智忠信孝悌」と歌うフレーズが耳に残っています。
 
お恥ずかしながらNHKの「新八犬伝」を思い描いていたので、歌舞伎の演目はかなり新鮮でした。(玉梓が怨霊は出てこないのかな…などと内心思いながら^^;)
 
出演されている役者さん方もとても豪華でした。
 
個人的には、屋根上に見立てた八百屋舞台での殺陣が見事で見事で……改めて歌舞伎役者のみなさんの身体能力のすごさには感服いたします。
あの高さの八百屋舞台、普通歩くのさえ、想像しただけで怖いっと思う…^^;
 
 
2つ目は、京都アニメーション制作の映画『聲の形』、やっと観ました。(2016年公開)
 
京アニ作品はそんなに見てはいなかったので、これほど骨太の作品をつくっているのか…と今さらながら感じ入ることしきり…。
 
原作漫画があることも知らず、何の知識も持たずに見ましたゆえ、その衝撃も大きかったのかと思います。
 
まばたきも憚られるほどじーっと見ましたが、途中つらい場面も多かった。
それでも京アニの作品で救われた方々も多いと聞きます。それもわかる気がいたします。
 
自分の痛みを独りで抱え込まずに話せる人、場所があると思えたら……。
 
いじめをしたら、同じことが自分にかえってくる――というところが印象的でしたが、いじめる側はそれをいじめだとは理解していないことも多いのでは。
後から「ひょっとしたらあれは…」と振り返ることができるのかも。
そしてその後にどうするか。言動、行動、そこから先も大切。ちょっとの勇気が必要?
そんなときに背中を押してくれるのがこういう作品と言えるのかもしれないですね。

 



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