Mamononoプロジェクト OFFICIAL

演出日誌:9「出演者紹介その6」

さて、役者紹介のラストを飾るのはカンパニーの若手3人組です。



加藤久子さん(左)、矢部亮さん(中央)、海菜さん。
四捨五入したらまだ三十歳だよ☆組です。世の中的には大人の仲間入りですが平均年齢43歳(ちゃんと計算してないけど多分そんなもん)の今回のカンパニーの中では圧倒的に若い部類といえましょう。

チャコちゃんこと久子さんはしっかり者のおねいさんという感じで、今回は小道具管理隊長も兼任。お芝居も本人もまだ大人しいところがありますが、舞台上ではっちゃける瞬間が楽しみでもあります。
彼女の「イエーイ!」と「アハハハ♪」はとっても愛らしい。必見です。

海菜さんは、ほわっとした外見とは裏腹にかなりカンの良い女優。数年ぶりというブランクが信じられないほど、要求に対してさらりと答えて頂けてます。ドンピシャな動きや表情もしばしば。早川の中で
「あなどれぬ女、海菜」
と秘かに呼んでおります。今回は可愛さに加えて素晴らしい小悪魔っぷりもご覧いただけます。

お二人は今回コンビネーションを組んで頂き、いたるところでご活躍頂きます。愛らしく、そして「うぉい!!何してくれてんだ!(←大泉洋風に読もう)」的なやらかしっぷり、そしてサイモン&ガーファンクルのデュエット、ウッチャンに対するナンチャン、高森朝雄の原作とちばてつやの絵のあしたのジョー、そして天才料理人トニオ・トラサルディーが作るトマトとモッツァレラチーズのサラダのコンビネーションにも負けないコンビっぷりです。是非お楽しみください。

そして中央、トリを飾るのは矢部亮さん。
あらすじにもあります、今回の主人公、「アサクラ」役をを引き受けて頂いております。
ご本人は、「本来自分は主役タイプの役者ではない」と言っておりますが、いやいやいや、私は見た。市原悦子ばりに見ました。
彼が主役でしかない輝き方をしていた瞬間を。

あれはそう…今年1月の某公演の制作受付に入り、通し稽古を観に行った時の事です。
出演者の一人であった矢部氏が稽古場休憩中に見せた大作
「ONE PIECE145話:受け継がれる意志」
今でもしっかりとこの目に焼き付いております。
(※ワンピースの1話分を、休憩中に動きも込みでほぼ丸々全部一人でやってたんですこのひと)

その時の1人コントのオーラは、休憩中の遊びにも関わらずいつの間にやら稽古場全体を支配しておりまして、誰もが釘づけとなっておりました。
演じたその話が名作回ということを差し引いても、主役を演じて物語を引っ張る力はあること間違えなし。
そして私好みのバカ(褒め言葉です)であることも間違えなし。と確信したのでした。

今回の役どころは、出番もセリフも恐ろしく多く、「一時間半、そこそこ矢部祭り」と言っても差支えないレベルかと思います。
私が持つ男のカッコよさ、カッコ悪さ、可愛さ、ダサさ、ロマンチストさ、必死さ等々のイメージを、全部背負わせているといっても過言ではありません。
是非とも彼を目撃して、笑ったり萌えたり(萌え?萌えはないか。…まあいいか)格好いいなと思ったり格好悪いなと思ったり、そして何よりも、この人物を愛しく思って頂きたいと思います。

役者の皆様が出そろったところで、さて残る稽古もあと僅か!
良いお席はかなり埋まりつつある回もございます。ご予約、是非是非、お待ちしております!
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