ドラマの世界は欲しい言葉をくれるので羨ましくなります。フィクションだから、なんだろうなと寂しい事を思いつつ。自分と境遇の似ている主人公だといつも以上に感情移入をしてしまいます。今日の主人公は両親が離婚をしてお父さんと暮らす事になり、ずっと会えずにいたお母さんと数十年後にやっと再会をするという場面で「ごめんね。」とお母さんが何度も何度も謝ります。そして主人公の息子さんは「ずっと探しても見つからなかったから、もう亡くなっているかもしれないと思っていた。だからこうして会えただけで十分だから謝らなくても良い。」と言って抱きしめ合います。私は生まれた時から両親の愛情に恵まれずに寂しい思いをして過ごしてきたのでずーっとその想いを汲んで一言でいいから「ごめんなさい。」と謝ってほしいと思っていました。その言葉が私をどれ程救ってくれるのかは分かりません。それでもその言葉を求めていました。愛は許す事だと言います。両親から愛を教われなかった私はどうやって両親を許せば良いのだろう。でも許せた者勝ちだと思っています。許したいとも・・・。ドラマの様に思い描いた事が形になってくれたら良いのにな、と思う今日この頃。こんな気持ちに囚われずに過去に引っ張られずに生きて行きたいのにな。道は後ろにはなく前にしかないのだから。