食の不安

原油高騰のためイカ釣り魚業が窮地に追い込まれているニュースが
流れていました。漁火によってくるイカを釣る漁法ですから、
海にでれば出るほど赤字になるそうです。
原油高騰はある意味一部勢力の政略にも思いますが、
全ての食品が値上がりするのは家計を預かる主婦にとっては、大打撃です。
乗り切るには節約とか、素材をフルに使う工夫など駆使することしか
思い浮かびません。
当然外食が減ります。そこで驚いたのが減ったお客確保に、居酒屋さんが
戦略として打って出たのが、ご存知でしたか？？
最近では居酒屋さんへは子供ご同伴が多いんですって。
子供向けのメニューに、子供の遊び場、個室にＴＶ，子供向けの魚の
解体ショーや釣り、お子様メニューの導入などなどの工夫がされているそうで
それがまた、好評だとか。《お店側にしてみれば必死の策なのでしょう。》
私みたいに人生後半を駆けている年齢の者から見ると、
考えられない光景です。親がお酒を飲んでほろ酔い加減の横で
子供が小鉢を頬張っているなんて。
特に幼いお子さんには、手抜きもいいから手作りの物を食べさせて
あげたいというお母さんも多い中、自分でいくつも作ると
経済的にも大変だし、料理も苦手だからたまには子供にも
栄養をつけさせないと、自分も生き抜きできるからというお母さんも
いました。

アメリカ中西部では天災でとうもろこしがかなりのダメージを受けた模様。
ただでさえ飼料が少なくて酪農農家がしのぎを削る中、乳製品がなかなか
手に入らなくなったのもその一因、さらに大変な状況へ追い込まれるのでは？？

梅雨が始まらないためスイカなどの夏の名産物が不作ダメージ。
農業にも少なからず影響が出ています。
人間の悲鳴と自然界の悲鳴とが一緒に聞こえてくる気がしてなりません。
そろそろご馳走慣れや質より量の時代は終わり、粗食でも素材贅沢自給自足
の時代へ移行していくのでしょうか？
そのためにはやはり環境に優しい生活を心がけようと思いました。