まのまのにっき

ゆるゆると日々のあれこれをぽつぽつと。

本来はこういうことなのよね

2011-06-23 11:04:42 | しごと
バッグ業界って、多分会社によっても様々なんでしょうけど
以前に比べると、効率優先主義や海外生産などで
本当に個性が無くなってるのですよ。
私何ぞは、フリーランスになってしまったので
尚更、便利屋みたいな仕事を受け負えざるを得ない立場ですから
GU××Iのパクリ商品の依頼なんかがきても
笑顔で対応するんですね。
やだけど。

で、最近請け負うことになった例のメンズ企画。
久々のフルオリジナル企画なんですね。
畑も違うし、ここのところ使ってなかった『ギミック考える脳みそ』もそこそこ使ったりして
アタフタではあったんですが(笑)
なんとか、絵型と仕様のOKが出まして、久々に『図面』を引きます!!

わーい、図面引き久しぶり。
要は設計図ですね、パターンとは違うんですけど
それを元にして、職人さんが型紙を起こして、サンプルを作るのです。

何故図面引きが久しぶりなのかというと
結局、図面引けないインチキデザイナーが横行していて
(多分私はインチキじゃないと思ってますが…)
そんな人たちと仕事をせざるを得ない職人さん達が、そこまでのフォローをするのに慣れてしまい
結果、図面がなくてもサンプルが上がってきてしまう=図面はいらない
みたいなへんなループが出来ているのが要因。
それじゃもう、デザイナーじゃないじゃない?
図面の提出自体、拒否されてるみたいなそんな状況においても
図面と同じくらい細かく指示して、サンプル出してましたけど
今回のクライアントさんは、本当に1からなので

『じゃ、図面引きましょう、引きますよ』

てな具合で、積極的逆提案(苦笑)
というか、ギミック、バランス重視なので
図面がなきゃ絶対説明しきれないという事情もあるんですけどね。

というわけで、来月中頃の図面納品に向けて
驀進、予定。




夏の香り

2011-06-21 23:24:02 | ざつぶん
うだうだしてても、たゆたってても
季節は動いてます。
明日は夏至ですもの。

さて、私は夏になると、無性に嗅ぎたくなる香りがあります。

蚊取り線香のにおい
湯がいたトウモロコシのにおい
キンカンのすっとしたにおい
おろしたてのビニールバッグのにおい

とかね
もちろんそうなんですけど

実は、あまり知られていない事ですが(多分)

私は香りマニア(匂いフェチ?)でして
自分の好みの香水を探し続けております。
数年前からスミレのパウダリーかつ上品な香りにはまり
が、しかしスミレの香水ってあまり市場にないんですよ
なぜなら、スミレの香料って他のものに比べると
僅かしかとれない上にお高いから。
一時期、ささやかにスミレの香水を開発するのが、その業界では
流行ってたっぽいんですが
今日、久しぶりに某デパートの香水売り場に行ってみたら
狙ってたけど、お高くて手が出なかったアニックグタールのスミレが
廃盤になったって聞きました。

がっかりですよ。


あれ、夏になったら無性に嗅ぎたくなる香りの話でしたよね
こちらの香水は、そんな浮気性の私のハートをがっちりと
もう、20年近く掴んでる香りなんです。

http://ekenzo.jp/shopdetail/006002000005/

その名も『ete』
フランス語で、『夏』って意味です。
夏の気配がやってくると
この香りを纏いたくなるんです。
あっちこっち浮気しつつも、結局戻っちゃうこの名香。

これも何度も廃盤の憂き目にあいながらも
細々と復活してたんですが、いよいよ終了、らしい。


ほんとがっかり。


売り場で問い合わせてもらい
最後の在庫分をキープしてもらいました。
もう、それが切れちゃったら一生あの匂いは嗅げないかもしれない
唯一無二の、似たものさえない、あの、夏の香り。

いつの日にか、また復活してくれる事を願いつつ……。




ゆるゆるな朝

2011-06-16 11:35:36 | にっき
ゆうべは皆既月食でした。
もちろん、地平線の際から始まるこのイベントに
目黒辺りからじゃ参加出来るはずもなく
一応、屋上に上がる窓から西の空を望んではみたものの
あきらめてぼやぼや寝てしまいました。

都会暮らしのメリットとデメリットを色々考えちゃう今日この頃。

ぱん、ぱぱぱぱん。


先日のライブで貰ったお花もさすがに枯れてしまったので
仕事帰りに芍薬を買って部屋に飾る。
美しいなあ。


曇天の朝、午後から打ち合わせ。
洗濯しようにも雨が降るとか降らないとかで乗り切れないし
ナットキングコールの声と夢の余韻は甘すぎるし
いろんな言葉を反芻して、ぼんやり。

たまにスイッチが切れちゃうんだよなあ
ぱちん、と。

ま、たまにはいいか。



母さん、私のあの帽子どうしたでせうね

2011-06-08 22:26:27 | ざつぶん
母さん、私のあの帽子どうしたでせうね。
ええ、夏、カハラからワイキキへ行くみちで落としたあの帽子ですよ。

ものづくりに携わるわたくしですが
あるまじき行為のひとつとして
すぐモノを無くすという、致命的な悪癖があります。

夏に向けて、帽子をかぶろうとごそごそ探したのですけどね
見当たりません、案の定。
探すのをやめた時見つかるのかもしれません。
あきらめて新しい帽子を購入直後に、まるで計っていたかのように
見つかるのもよくある話です。
また、今シーズンの帽子で、気に入ったのが今のところないんですよ。
なんか、判で押したかのように同じのばっかり。
ストロー素材のボルサリーノ型か、プリムの広いマダム帽か。

ちなみに、友達のブログから勝手に引っ張ってきた
私の無くした帽子コレクション

その1


2月に碓氷峠、もといハワイ行った時になくしたノーブランドの帽子。
リバーシブルで、シルバーの水玉プリント
ふちにワイヤーが入ってて、実にかぶりやすく、軽くて尚且つかわいかった。

その2


おととしのウクピクで、日射病になりかけ変にハイテンションのデイジー某にかぶせた帽子。
このときは無事に回収したんだけど、そして家のどっかにあるはずなんだけど
どっかにもぐりこんで出てこない。
ちなみに、ユージニアキムのもの。
http://eugeniakim.com/
どっかのファミリーセールで、格安で購入。

あ~~、どっかに私好みのカワイイ帽子はないものか。
帽子選びって、ほんとむずかしいなあ




梅雨の晴れ間の朝の出来事

2011-06-06 17:38:34 | にっき
今日クライアント先に仕事に行ったら
取引先の人が亡くなったって聞いた。
心筋梗塞で、急に、だったらしい。

彼とは先々週打ち合わせの席であったばかりだった。
もちろん特に変わった様子もなく
別れ際、いつもの飄々とした感じで
『じゃ、よろしく』なんて言ってた気がする。

一緒に仕事をして約半年くらいだったけど
ずいぶん信頼してくれてたのでやり取りも楽だった。
ちょっとつかみどころのないところもあって、最初は慣れなかったけど。

なんか、実感のない妙な浮遊感。
生と死の境い目ってなんだろう。
わかってるようで、わかんないようで

多分複雑な立場上ゆえ、式に参列することはないだろうから
なおさら実感は沸きにくいだろうな。

まるでシュレーディンガーの猫。
でも、きっと現実。


慎んでご冥福をお祈り致します。