まのまのにっき

ゆるゆると日々のあれこれをぽつぽつと。

邂逅

2011-09-28 00:33:44 | にっき
邂逅:思いがけなく出あうこと。偶然の出あい。めぐりあい。「旧友と―する」


先日、クライアント先からクライアント先に移動する最中の道端で
ばったりと旧知の人と出遭う。

私が最初に務めていた会社と懇意にしていたカメラマンのEさん。
今は亡きその会社の社長と学生時代からの友人で、事務所も同じマンションだったりして
ずいぶんと可愛がってもらってた人だ。
とはいえ、仕事でもプライベートでも、さしたる接点もなく
何か(例えば、社長のお葬式とか、三回忌、とか)イベントがないと
なかなか逢わない。
実は彼とは去年も駅でばったり遭った事がある。

『いや~~、なんか縁があるんだねえ』
『びっくりですねえ』
『ヤツの墓参りにも行かないとね』
『そうですねえ』
3分ほど立ち話をし、別れた。

秋晴れの空の下、まだひよっこだった自分と、その当時の出来事なんかを思い出しながら
感慨深く、清々しく、その日は終わる、はずだった。


夜。

友人のライブに誘われていたので、年に1回乗るか乗らないかの丸ノ内線に乗っていた。
乗り場を間違え、多少回り道をしての乗車。
i-potでなんか聴きながら、ぼんやりと昼間の事なんか思い出して。
普段ぼけーっと歩いてるけど、実は結構いろんな人とすれ違ってるのかもしれないなあ

なんて考えながら、混んだ車内をふと見上げると

いたのだ。

2003年からこっち、一度も逢っていなかった元同僚が…。
目ん玉ひっくり返った。

その当時、まだ携帯メールは普及していなかった。
連絡無精な私と彼女は、飲みにいこうね、なんて言いつつも、そのままになっていた。
すれちがうポイントはいっぱいあったはずなのに、不思議と遭わなかった。
会社さぼって昼間から飲みに行ったり、家に泊まりにいったり、結構仲良かったのに。


この8年間、いろんなことがあって、ありすぎて、
それらを彼女にどこからどう伝えればいいのか、未だ整理整頓は出来ていない。
もちろん、彼女の8年間にも目まぐるしいドラマがあったはずだ。

きっと一晩じゃ語り尽くせないだろうな
ひとまず来週逢いましょう、の8年越しの『メール』を打った。


しかし、なんて1日だったんだろう。





みんながフロントマン

2011-09-13 05:57:41 | おんがく
秋めいてきたかと思いきや、またもや夏の最後の威力が首をもたげた
秋祭りのお囃子が聴こえるこの日9月10日

お邪魔するのは2回目となる、国分寺gieeにて
ライブをしてきました。

主催者のKazuさんをはじめ、主に日吉で活躍の場を持つ人たちとのブッキング。
あ、コナッツのお二人は、銀座のマハナに出演したり、流しでおひねり貰ったりを
してるそうです。
いいなあ、流し。
そやってお酒を奢ってもらうのも悪くないよなあ、って、夢(笑)

この日の出演者は、みんながフロントマンで、誰も一歩も譲らない(笑)いや、いい意味で。
それぞれの個性が爆発してましたね。
面白かったです。

写真は、ウクレレ玉手箱のマイコちゃんと。
80年代、ベッタベタなアイドル路線を、驀進して欲しいです。
ふわっふわのチュールのドレス着て(レンタル衣装とかにあるやつ)
かすれたみたいな造花を浅草橋で大量に仕入れ、それをセッティングの後
むせっかえるようなパフォーマンスをしようよ。うん。
プロデュースします。


さて、ワタシ。

今年の夏、新調した浴衣をようやく着れました。
柳にツバメ。

月に雁、とか、梅にウグイス、とかと一緒に
日本の意匠でも、相性のいいとされる組み合わせ。
『胸の振り子』の歌詞にも出てきますね
今回は歌いませんでしたけど。


 柳につばめは、あなたに私
 胸の振り子が鳴る鳴る
 朝から、今日も


サトウハチローさんの詩です。
そんなふうな関係を築けるといいですね、好きな人と。

セットリストです

☆センチメンタルジャーニー
☆アフリカの月
☆かもめ
☆美しく燃える森
☆La vie en Rose
☆ラストダンスは私に

最後、フロントマン達と、プカプカを共演。

今回は(も?)しっとり型で
比較的よくできました。ふ~~
ここにきてやっと声が出るようになってきた、気がする。

さ、次は10月の頭に、日吉で30分ライブだ。
大体月1ペースだな
それくらいやるといいかも、うん。



そして、フェスティバルの幕が上がった

2011-09-06 18:18:52 | おんがく
今年は、うまく夏の思い出が作れなかった…。
なんて、友人にちょっと愚痴ってみてた。

意味もなくもやもやしてみたり
動くに動けなかったり
部屋に籠って仕事してたり
イベントは大雨で流れちゃったり。

でも、幕は上がった。

そのスタートは東京から北へ少し離れた小山の地。
第一回小山マハナウクレレフェスティバル
そこはまさに、ウクレレ弾きたちが集う、密度の濃ゆいパワースポットと化し
みんながずっとにこにこへらへら笑いながら
弾いたり唄ったり踊ったりしてた。
デイジー某曰く

『ウクレレウッドストックだ!!!!』

いろんなものが溢れて、こぼれちゃいそうだった。
ここからが、スタートなんだぁ
って、漠然と感じた。

ワタシも、フレンズ枠で2曲ほど

プカプカ、と、ラストダンスは私に

どっちもとっておきの大切な歌。

ウクレレと出逢ってよかったなあ

しみじみしちゃった。

来年も楽しみにしてます。
アツシ校長はじめ、スタッフのみなさん。
一緒に笑ってくれたみんな

ほんとうにどうもありがとう。

またね


アウェイ、でもね。

2011-09-06 17:56:54 | おんがく
まず、人前でウクレレを弾いて唄うときって
みんなある程度『ワタシという人間』を認識していて
で、聴いてくれるわけですよね。

多少失敗しても、みんな優しいから
『よかったよ~~』とか言ってくれて
ワタシも
『でへへ、失敗しちゃった』
なんて、笑ってごまかせる訳です。

でもね、先日はそんな場所じゃなかった。
知らない街の葬儀場のお清め場所を、町内会の宴会に借り切って
おじさまおばさま二世議員さんが料理をつつきつつ、酒を酌み交わしつつ
そんな中での演奏でした。

ある程度の客層は聞いていたので
曲目も鉄板のべったべたな昭和歌謡をセレクト。

東京ブギウギ
港町十三番地
自動車ショー歌
ラストダンスは私に

東京ブギウギは、歌ののりが大切だから、譜面台なんか見ちゃらんない
ずいぶん前にやった曲だったから、コードが飛んじゃって
案の定ウクレレぼろぼろ。

お客さん達の拍手もまばら。

でも、港町から、自動車ショー歌に至る頃には
結構ノリノリになってくれて
『いや~~、やっぱり小林アキラはいいね~~』
『で、車の種類はいくつでてくんの?』
なんて、食いついてきてくれました。

ラストダンスの時なんかは、後ろに座ってるおばさまが
すっごいうれしそうに手拍子してくれた。

アンコールもいただいて、『ろくでなし』を

生まれて始めて縦に畳んだお札のおひねりも貰った。

なんか、ほんと
貴重な経験をさせて頂きました。

また機会があったら唄いたいな。

そこに音楽があるかぎり

2011-09-03 12:24:51 | おんがく
先日、クライアント先で仕事をしてたら
聞き慣れない携帯音。

誰か、電話ですよ~~

あ、ワタシでした。すいません。
電話の主は、見慣れない番号と知らない声。

『ワタクシ、先日クロコダイルでお逢いした、牧伸二の弟子の○○です』

あ~~、先日はどうも~~

『突然のお電話で申し訳ない、実はちょっとした集まりがあって
余興をやってくれる人を捜してまして』

はあ、なるほど

『先日やっていただいた、美空ひばりですとか、そういうのをね、やっていただけないかと』

ワタシ?

『年配の人間が集まるのでね、是非お願いしたいと』

あ~~、こんなんでよかったら、はあ

『場所は、あの、葬儀場なんですがね、いや、その日は葬儀はないんですが』

……葬儀場?

『よろしくお願いします』



と、いうわけで
本日、南砂町 三愛会館にて
クローズドイベント、急遽決定。

あはははは~~~~~

どんなんだろう。
レポートはまた後日。