初めてこの山に登りました。
信仰の山とは聞いていましたが、信者の方のご努力でしょうか、いたるところがきれいに掃き清められていて、行く先々で心をうたれました。
山頂までの参道

石段は寄進されたもので、脇に「奉納拾段」の石柱が建っています。


石段の寄進もさることながら、その石段には枯れ葉一つ落ちていないのです。

山頂までそうだったので、どなたかが掃かれたのでしょう。
岩の上の石仏

岩も石仏もきれいでした。

岩の端に掛けられた掃除道具には、箒の他にブラシもありました。このブラシで苔も落としているのでしょう。
山の中腹にある普賢神社

社の裏に崖があって

ここをよじ登ると

ここにも石仏が祀ってありました。



この崖の上もきれいに掃除されていました。
つれが「この花は生花よ」と言うものですから、よく見てみると

確かに、すべて生花でした。
あまりにも鮮やかだったので、てっきり造花と思っていたのでビックリです。
ということは、生花を持ってあの崖を登られたわけです。
社に戻ります。

きれいに掃き清められています。

社は古いのですが

とても大事にされているのが伝わってきて清々しい気持ちになります。

ここから山頂までは10分です。
さらに参道が続きます。

随所に祀られた石仏




見上げる先には

彩色された大きな仏さま

つれの背後には

不動明王


そして山頂

私が持っているガイドブックには山頂は木々に囲まれて展望が利かないと書いてあったのですが…


牧島

網場方面
山頂での眺望を楽しんだ後、再び気持ちの良い参道を下りていきました。

「山、高きが故に尊からず」
どこかで聞いたフレーズです。
信仰の山、矢上普賢岳
この山をこよなく崇め、大切にされている地元の人の心こそ尊いものだと感じました。