大空と共に歩く

その時のコラム掲載します

夢物語 入院生活の出来事其の三

2024-09-22 21:45:41 | 日記

さて回診は終わったと言うことで又しても病院裏で熊小の様子を伺っても可成り離れた場所に置き去りにして来ているのでそう簡単には合えない、そしてまたもや超特急を頼んで倉戸山に上って行く。コースは成れているので簡単では無いが熊小の場所に近づけた。おお~い!!熊小居るか??と叫んだら駆け足で傍に飛び込んできた。御免ね一人にさせて御免と声を掛ける。
そして小屋に近ずくと45Lのザックには栗とどんぐりで一杯に押し込んであった、やったね有難うねと頭をなでなでした。当然お腹空かしているのでね持ってきたおにぎりを先ずは食べさせた。足を前に出し座っている。パンダがやっている姿そっくりで愛嬌もある。其処で対話するに従い良かったら頭を縦に振る仕草を覚えさせる。
時間は掛からず納得の答えが返って来た。ダメなら横に動かせと教え込むが此れは中々動かない。時間掛ければ習得するハズたと何度も仕込んだ。お手も次第に覚えて来る。お替りはと言うと左手を出して反応する。此処まで来れば会話には十分だと思った。食料は手に入ったし山から離れようかと熊小の手を引いてと言ってもしゃがまないと繋がらない。ストックに掴まり下山する。
病院裏の山に別の小屋を作り本格的な生活をしてもらう為材料を運び込んだ、山がっばは引き上げ再利用する。敷物も追加し防寒対策にした。此れなら此処で生き延びれると確信する。病院から近いし呼べば来てくれるので安心の場所だ。
夕飯時は当然給食から手に入るので困らない。夕飯だよと呼べは飛んで降りて来る。何とも可愛い熊小である。降りて来れば何してたのとか話し掛けるが答えは返らない。寂しかったかと聞くと首は上下したかのように見えた。そうか独りぼっちだからね分るはと同情。
明日は病院休みだから高尾で行こうかと話すとははしゃいだ。大き目のザックに熊小を忍ばせおとなしくしてろと声掛ける。野獣を背負っているのだから見つかったら取り上げられてしまう。そんな事させまいとひっそりさせながらの登山である。続く4へ

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夢物語 入院生活の出来事其の二

2024-09-22 11:12:27 | 日記

翌日は自分のザックを背負い熊小と一緒に生活していた場所を尋ねて見た、その場所には栗やどんぐりは少ないし食べるには足らない場所だった。一対親熊は何を与えていたのか考え込む、栗やどんぐりは口にした様子は見受けられないし若葉でもかじらせていたのかと想像する。生育が止まっていたのは食べ物のせいだと分るが自分から取り行く事は全くしない。
こうなれば自分が育てる以外なさそうだと心する。其れから数日の事以前の登った山を思い出す、倉戸山を思い出した、小さな栗が一面に落ちていた記憶がある。其処に行って拾って来ようと計画する。とは言っても寝巻姿だからね交通機関では行けない。これが夢の良い処だ熊小にもザックを背負わせ自分の古を背負わせた。身体が小さいのでザックが歩いて居る感じがしたが暫くは此れで我慢してもらう。短時間で矢部から奥多摩迄来てしまう、標高は1170m
程なく山には簡単に着いてしまう。ほうみろ栗が一面に落ちて居るでは無いか、熊小に拾わせ自分のザックに放り込ませた。この仕草も自分の真似で有るが大半はザックに納まらずこぼれてしまうが熱心さは有りそうだ。
多く集まったので大き目のザックに仕舞いこむ、ノースフェイスの45Lと大き目だから拾った分では余ってしまう。この山の山頂は広いエリアだから見渡せる。其処に害獣を取る為に檻が有った。その檻を利用して住まいに改造する。
こんな場所に住まいかと考えるが熊小に暫く栗やどんぐりを拾わせ食事の足しにと考え次の登山迄いてもらう事に決めていた。栗やどんぐりは食べないが手を掛けてやれば食べるはずと考えザックにフライパンとがコンロを用意して来た。
多分煎りあげれば多分食べると予想する。そして火を付け煎り始めた、香ばしい香りが漂い熱が冷めてから熊小に食べさせる。香りが良かったのか直ぐ口運んだ、やっぱり手を加えなければ食べない習性が身について居そう。仕方ない煎った物を少し多く作って置こうと決め込んで間に合う分作って置いた。
そして熊小に話し掛け次回迄栗を拾ってねと声を掛ける、熊小は返事を返し寂しいが居残ってもらう。雨除けの山カッパで覆ってあり雨は凌げるハズたと別れる。時間も時間なので急いで病院に戻らなければならず夢の特急に託す。
何事も何なかったような姿でベットに横たわる、話は空想なので食い違いは有るが自分なりの話で進んで行く。続き3へ

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