コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

アセプロマジン

2020-07-04 | 病気・健康管理

 コリーの子犬情報

 子犬の成長ブログ → コリーの子犬 誕生から巣立ちまで

今日は2004年7月4日生まれの、パーの2回目のお産の子供たちのお誕生日でした。父犬はつっちゃんの同胎で、ワカチーの父でもあるニコラ君でした。

生きていれば16歳だけど、8頭兄弟姉妹皆、天国に行ってしまいました。アプリコットさんのアテネちゃん、グランドデュアルチャンピオンのハリー君も、この胎でした。アテネちゃんとハリー君はそれぞれ子孫を残しています。元気でいるでしょうか。

我が家で生まれた子達の、現在の最年長はといえば、イネちゃんたち06ヴィーキッズ、14歳です。

で、昨夜のイネちゃんはというと、夜10時過ぎの鎮静剤投薬後すぐ、寝てくれました。 そして午前2時ごろに目を覚ましてヒンヒンバタバタし始めたので、起こしてあげたのですが、どうやらチッコがしたいらしい・・・。

が、外は土砂降りの雨、とても出られる状況ではなかったので、久しぶりに圧迫排尿を試みてみました。するとやはり我慢していたのでしょう、すぐに排尿してくれたので、一件落着。
その後、1時間ほどは落ち着かなくてグルグルやっていたけど、午前3時過ぎくらいに寝てくれました。
その後、今度はラッシー婆さんが目を覚まして絶叫タイムでしたので、結局夜明けまで付き合いましたけど(^^;)。

夜が明けると、運よく雨が上がっていたので、イネちゃん、お外タイムができました。

 14歳のイネちゃん20200704m

今日も調子は良かったです。日中は落ち着かない様子でしたけど、雨の日は仕方ないかなぁ・・・。

ところで、イネちゃんに使用している鎮静剤アセプロマジンは、ワカチーの時の残りです。まだまだ大丈夫って思っていて、まとめて50錠くらい病院で処方してもらった矢先に、急変してしまったので、まるまる残っていたのでした。
ワカチーは認知症はほとんどなかったのですが、夜は時々眠れない様子でしたので、少量を投薬していたのです。体重35キロに対し、5mgでしたから、効いていたのかどうかわからないくらいの量でしたが。

アセプロマジンはヴィーの時に使いはじめて、ヴィーは寝たきりが長かったので、結局1年半くらい、投薬していました。後半は1日2回、昼も夜もでした。当然、耐性もでてきましたので、最初よりも投薬量は増えていました。最終的には昼は10mg、夜は15mgでした。

もともと人間の薬だそうですが、副作用のため、現在は人には使われていないそうで、そのため、国内の問屋では扱っていないようです。動物用として獣医師が個人で海外から輸入して処方している薬なので、病院によっては扱っていないところも多いみたいでした。

ヴィーが使っていた当時は、個人輸入サイトで一般人でも入手可能なルートがあり、私も一度取り寄せたことがありました。ですが、最近再び検索してみたところ、現在は取り扱いが中止になっているようで、入手はできなくなってしまっているみたいです。
複数のサイトが、同じく取り扱い不可になっているので、もしかしたら動物病院でも入手ができなくなっているかも・・・。

で、最近では代替薬として、ほぼ同じ成分のクロルプロマジンという薬が使われるそうです。こちらは現在も人間に使われているらしいので、国内で販売されているみたいでした。

昨年、イネちゃんが前庭疾患になった時、ウィンタミンという薬が処方されたのですが、これがクロルプロマジンでした。ウィンタミンは商品名で、こちらも現在は製造されていないらしく、現在販売されているのはコンタミンという薬だけのようです。

今後、手持ちのアセプロマジンが切れてしまったら、クロルプロマジンに変えることになるかもしれませんが、全く同じではないでしょうから、切り替え後は投薬量について、また最初から模索しなくてはならないのかな?価格はアセプロマジンより低価格だそうですが。


アセプロマジンもクロルプロマジンも、コリーに多いMDR1遺伝子変異の犬には要注意薬となっています。フィラリアの薬と同じ。
どちらも、体重1キロ当たり0.5~2.0mg(クロルプロマジンは3.0mgまで)となっていますが、MDR1変異がある場合、最初は最低量の半分以下の量から始めるべきと思います。

実際、イネちゃんは18キロなので、指示通りの量だと9mgが最低量ですが、5mgでも十分効いてしまいます。少し多くして7mgくらいにすると、少し効きすぎるかな?という感じです。

病院で処方されたとしたら、たぶん、最初から10mgで指示されるでしょう。ヴィーの時は、最初に処方された量は20mgでした。当時は私もよくしらなかったので、一応念のためと、そのまま20mg投与はやめて、15mgから始めたと思うのですが、あまりにも効きすぎてしまったので怖くなったくらいです。

以上、鎮静剤について覚書程度に書いてみました。今後、あるいは現在、老犬の夜泣きや徘徊で悩んでいらっしゃる方が鎮静剤投与を検討される時には、少しでも参考になればと思います。

ちなみに、クロルプロマジンは現在も人の認知症に対して処方されることもあるそうです。イネちゃんの調子が良くなったのも納得です。
 

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1 コメント

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ご無沙汰してます (kiara-mama)
2020-07-05 08:21:36
おはようございます。元気でいてくれたら16歳なんですね。ハリーの子のレオン君も9歳になりました。
ハリーの亡くなった年令だからと言って、レオン君のママは、レオン君の健康をとても気ずかってくれています。ありがたいです。イネちゃんを見ているとキアラのことを思い出します。まーちっちママさん寝不足には気を付けて下さいね。
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