コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

縫合糸反応性肉芽腫

2022-09-30 | 病気・健康管理

コリー専門マザーレイク犬舎 http://motherlakecollie.sakura.ne.jp/index.html

 コリーの子犬情報
コリーの子犬 誕生から巣立ちまで

影ながらインスタでフォローさせていただいていたコリーのがぶ~ちゃんが、今朝、虹の橋を渡ってしまったと知って、とても悲しいです。

まだ8歳、フィリップとお誕生日が同じだったがぶ~ちゃん。

ほんと、よく頑張ったね。息子のぽこ君に会えたかなぁ?



がぶ~ちゃんは避妊手術の時の縫合糸が原因の、縫合糸反応性肉芽腫 により、体調を崩したそうです。


実は。



私の最愛のハジハジ(ハジメ)も、おそらくそれだったのではないかと、考えています。

というのは、腫瘍と思われる塊ができていた場所が、過去に手術した部位だったから。

ひとつは、停留睾丸の摘出の時。
ひとつは、異物誤飲で胃を切開して異物を取り出した時。

ハジハジは腹腔内(肝臓や胃のあたり)と、停留睾丸摘出の時の切開場所に腫瘤ができていました。

CT検査をしていないので、あくまで「疑い」なのですが、異物誤飲の手術部位はともかく、停留睾丸で切開した部分には近くに臓器は無く、通常は腫瘍ができるような場所じゃなかったのです。
なぜこんなところに??って、疑問に思っていました。

亡くなった時は、低停留睾丸摘出から5年、異物誤飲の手術からは2年後でした。

ある獣医さんのブログで、去勢手術後に縫合糸反応性肉芽腫 ができた子の症例が掲載されていて、まさにハジハジと同じ場所だったので、やっぱりそうだったのかも・・・と。


縫合糸反応性肉芽腫は、ダックスに多く発症するも、症例としては稀なのだそうです。
原因の一つとして考えられているのが、手術の時の縫合糸に絹糸を使った場合に、多く発症しているのだとか。もちろん、絹糸を使ったからと言って発症するわけではなく、個々の体質にもよるらしいのですが。
絹糸は安いのだそうです。なので、使っている病院も多いのかな?

ハジハジの事があったので、同胎のワカコさんの避妊手術は別の病院でやってもらいました。同じ病院だと、同じ糸を使うでしょうから。
そして、万が一、縫合糸反応性肉芽腫 ができてしまった場合でも、寿命を全うできるよう、避妊手術は10歳を過ぎてから行いました。縫合糸反応性肉芽腫 は成長するまで、ある程度の時間がかかると思ったからです。
ワカコは12歳8か月で亡くなりましたが、縫合糸反応性肉芽腫 は関係なかったと思います。

こんなことを書いてしまうと、避妊去勢手術が怖くなってしまう方もいらっしゃるかと思います。あくまで、稀な症例なので、不安にさせてしまった申し訳ありません。

できることとすれば、手術の時に使用する糸を、「絹糸は使わないでください」と獣医さんに申し出るのもいいかもしれませんね。今では絹糸を使っている病院も減ってきているそうですが。

がぶ~ちゃんは、大切なことを教えて行ってくれました。がぶ~ちゃんのおかげで、将来、命が助かる子もでてくるかもしれませんね。

がぶ~ちゃん、ゆっくり休んでね。


今日もありがとうございます!

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