コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

つっちゃんが教えて行ってくれたこと

2022-10-02 | 病気・健康管理

コリー専門マザーレイク犬舎 http://motherlakecollie.sakura.ne.jp/index.html

 コリーの子犬情報
コリーの子犬 誕生から巣立ちまで

今日はまたまた朝からショックな情報が。
シェルティーレスキューさんに保護されていたコリーのあかりちゃんが急逝してしまったという・・。

お顔立ちから、我が家のヴィーと遠縁くらいになるのかな?と思って見ていたあかりちゃん。預かりさん宅で穏やかな日々を過ごしていたので、きっと良い里親さんにつながるんだろうなと思っていました。

胃癌だったのかも・・という主治医の見解とのこと。

そう、胃癌・・・。

犬の胃癌って、あまり聞かないと思いますが、あるのです。

2011年に10歳で亡くなった我が家のつっちゃんの死因は胃癌でした。

つっちゃんは永遠の美少女と言われていたほど、可愛いお顔の子でした。小柄だったけど気は強かったので、40日違いのパーと喧嘩ばかり。
もっとも、喧嘩を仕掛けるのはパーの方で、つっちゃんは反撃していただけなのですけどね。でも、つっちゃんの気性が弱かったら、たぶん、喧嘩にはなっていなかったかも。

何度か交配したけど不受胎で、4歳くらいの時に子宮蓄膿症になり摘出をしましたが、それ以降は病院のお世話になる事もなく、元気に過ごしていました。

2011年3月、つっちゃんと仲が良かったローズが亡くなりました。その後まもなく、いつも笑顔で元気だったつっちゃんが、なんとなく元気がなくなり・・・。
でも、食欲はあったし、セキュリティーは変わらずにやっていたので、ローズがいなくなった寂しさから、元気がないのかなぁなんて考えていました。

ですが、4月に入った頃から、フードは完食するも、なぜか食べるのが遅い。
普段はガツガツ食べるのに、一口ずつ、なんだか食べにくそうにも見える?

そのうちにフードを残すようになり、下痢はしていないし、元気はあるので、口腔内に何か異常があるのかな?と思い、病院に連れて行きました。

レントゲン、血液検査、エコー

全て、異常なし。

元気はまずまずあるし、食べないというほかには特に目立った異常はなく、
とりあえず様子見になったと記憶しています。

ですが。

4月後半になるころには、フードは全く食べなくなりました。缶フードを食べることはあっても、翌日にはいらないってなってしまったり。
バターサブレだけはよく食べたので、それを買い溜めした記憶があります。

とにかく、原因がつかめないまま時間だけが過ぎてしまったという感じでした。4月後半には嘔吐も始まっていたと思います。何も食べてなくても、大量の黄色い液体を吐くことが一日に数回ありました。

5月になって、自分では全く何も食べなくなりました。仕方なく、強制給餌を開始、たまにオヤツは食べたような気がするけど・・。
強制給餌も、すぐ嘔吐してしまうので、ほんの一口を1時間おきに・・という具合でした。それでも嘔吐してしまう事があって、毎日途方にくれていました。

その後、軽く麻酔をかけて、口腔内と咽頭部分を詳しく検査してもらいましたが、やはり異常なし。全身のレントゲン写真を大学病院に送って診断してもらうも、やはり異常は見当たらないと。。。

そして最終手段、CT検査をすることになり、念のため内視鏡検査も予約しました。5月の末くらいだったと思います。

結果、胃癌であることが判明しました。

胃癌って、レントゲンやエコーではわかりにくいのですね。他の臓器の腫瘍はわかることがあるけど。
人間の場合、バリウムを使ってレントゲンで撮影しますけどね。

血液検査も、かなり進行して全身に影響が出始める頃までは、CRP(炎症値)以外はあまり上昇しないみたいです。


つっちゃんは1ヶ月、ほとんど自力で食べてなくて、食べても嘔吐してしまうことが多かったため、かなり痩せてきていましたが、まだセキュリティーをする体力はありました。
なので、手術を決断したのですが。

結果的に、手術をしたことは、今でもとても後悔しています。

手術をしないでいれば、どのみち助かることは無かったですが、たぶんもう少し先まで生きていられたでしょうし、あんなに辛くて苦しい最期を迎えることはなかったと思います。あかりちゃんみたいに、ギリギリまで普通に暮らせたのかもしれません。本当に、本当に後悔しました。今でも。


後々思い返してみれば、つっちゃんは亡くなる半年前くらいから、毎朝のように黄色い嘔吐していました。
その後は普通に朝食を食べたし、胆汁嘔吐は他の子も時々あったので、それほど気に留めなかったのです。

とはいえ、その時点で病院に行ったとしても、診断はでなかったでしょうし、進行を止めることもできなかったと思います。

犬の胃癌は少ないとはいえ、時々耳にします。残念ですが、助かったという例は聞いたことがないです。

「食べない、頻繁に嘔吐する、痩せてくる、下痢はない、便が黒っぽい」

こんな症状で、一般的な検査(レントゲンやエコー、血液検査等)では異常見られないという場合、念のため、胃癌を疑ってもいいのかもしれません。

その場合、CTは無理でも、内視鏡検査を受けることをお勧めします。麻酔下での検査になりますが、短時間の検査なので、負担は少ないと思います。

つっちゃんは、多くの事を教えて行ってくれました。

いつも笑顔で、ひまわりのような子でした。

つっちゃんが亡くなった時、ひまわりが沢山届きました。みんな、同じことを思っていたのね・・・って。



今日もありがとうございます!

↓この画像をポチッとクリックしてくださいね。 

 
にほんブログ村


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 爆走するターちゃん | トップ | くっつくふたり »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

病気・健康管理」カテゴリの最新記事