今回は、ミュートです。音を止めることをミュートと言います。ピアノですと鍵盤を押さない限り音が出ないですが、弦楽器の場合は放っておくといつの間にか弦が振動して音が鳴ることがあります。そういった余計な音を止める技になります。ベースだけではなくギター等のような弦楽器では必ず必要なテクニックになります。エレキベースの場合ですと、1弦や2弦を弾いている時に4弦や5弦の開放の音がいつの間にか鳴ったりすることがよくあります。これがまたやっかいなんですよね。アマチュアバンドのLIVEとかを観ると時々、コードとは関係のない音がゴーって鳴っている時があります。すごくもったいないなあって思います。逆に僕自身もミュートを忘れてて、あっ!って思う時もあります。地味ながらとても大切なテクニックですので、今回少し取り上げてみました。
基本のやり方としては、右手か左手のどちらかでミュートしたい弦を触ってミュートをする形になります。
まず、右手でミュートをする方法を述べていきます。
①親指でミュートをする。
指弾きの場合のみになります。親指をピックアップの位置から降ろして弦を触りにいきます。僕は一番多くこのやり方をしています。
②手のひらでミュートをする。
ピック弾きの場合は、手のひらで弾いていない弦を触りにいくやり方があります。これは、ピックの振り方によってはできない人もいるかもしれませんね。
③スラップでは無理かも?
スラップの場合は、右手でミュートっておそらくできないのではないかって僕は考えています。もしかしたら、方法があるかもしれませんが今のところ知りませんので、もしその技が分かればまたどこかで紹介したいと思います。
次は左手でミュートをする方法を述べていきます。
④使っていない指で他の弦をミュートをする。
これは、オーソドックスなやり方ですね。普段の基礎練習の時に、すべての指をあまり弦から離さないようにしておくと知らず知らずのうちにできてたりします。実際に弾いていない時があっても、開放弦を鳴らしている時でも、四六時中ネックから手を離さないのは、他の弦をミュートしてるからだと思います。
⑤押さえている指を寝かしてミュートをする。
基礎練習を多くやっていたり、指導している講師によっては、指を立てるべきという考え方があるかもしれません。それからは逆行する形になりますね。ギターのセーハという全部の弦を一つの指で押さえる方法があるのですが、これの応用的な部分と僕は考えています。4弦を弾いている時に1弦や2弦のミュートをするのに割と有効ですので、僕はフレーズによって指を寝かしていくのは全然OKって考えています。(写真は見やすいように他の指を上げています)
⑥親指でミュートをする。
これは、ギターでいうところのアメリカングリップのような握りでやる形になります。ただ、親指を上に挙げた瞬間に他の指の開きが小さくなりますので、少しフレーズにリスクを背負う形になります。僕は、ミュートに親指を使うことを基本しないです。が、1弦の高音域をスラップで弾くときなど、どうしても4弦や5弦がヤバいなって思った時に親指でミュートしています。フレーズに余裕がないと厳しいかもしれませんね。見た目でかっこよく親指を出すのとはちょっと違ってきますね。
いかがでしょう。大まかにはこんな感じになります。意外と多いでしょ。細かくはもっとあるのですが、いずれまた特集していこうと思っています。もし以上で知らない技がありましたら、試してみて下さいね。
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