1596年にオランダで出版されたヤン・ホイゲン・ファン・リンショーテンの『ポルトガルまたは東インドへの旅程、航海または航法』

概要：本稿は、16世紀以降にインドに定住したポルトガル人のミメーシスとインド化との関連、そしてそれらがポルトガル帝国に関する「黒い伝説」の形成に果たした役割に焦点を当てる。ポルトガルの土着化は、内外でどのように受け止められ、好ましくないものとして提示され、植民地状況におけるポルトガル人の否定的な表象を生み出すのに役立ったのか。ポルトガルの土着化は、ポルトガル人が自らを律することができず（すなわち、情熱を制御し、自らを律することができず）、したがって他者を律することができないという考えと、どの程度結びついていたのだろうか。1596年にオランダで出版されたヤン・ホイゲン・ファン・リンショーテンの『ポルトガルまたは東インドへの旅程、航海または航法』は、こうした疑問を論じるための格好の出発点となる。リンショーテンのテキストと、その後の数世紀におけるその反響を分析することで、私は「黒い伝説」の系譜に貢献し、その起源を16世紀の最初の数十年まで遡ることを提案する。

Repositório da Universidade de Lisboa: "Parecem indianos na cor e na feição": a "lenda negra" e a indianização dos portugueses