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殺傷力が低い石やりによる接近戦が中心で、虐殺より、高位の敵を捕虜にすることを目的にしていた。敵の王権を抹殺しても、都市全体の破壊は避け


 戦いは殺傷力が低い石やりによる接近戦が中心で、虐殺より、高位の敵を捕虜にすることを目的にしていた。敵の王権を抹殺しても、都市全体の破壊は避けた。マヤ文明が地域ごとに盛衰を繰り返し、スペイン人の侵略まで約2500年も続いた背景には、多様性を保つ戦争の仕方があった。今日の世界も学ぶところがあるはず。(京都大学学術出版会、7150円)(央)





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