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イエスは教会に司祭を与えたか？
ケネス・ハウエル - 2004年4月1日
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異議あり：カトリック教会には、信徒と区別され、信徒より上位に位置する司祭がいます。新約聖書には、特定の人を他の神の民から切り離して祭司とする記述はありませんから、これは聖書に反することです。
カトリック：確かに、新約聖書は教会の指導者を牧師、助祭、そして多分司教にすることを認めていますね。
反対者：はい、しかし、新約聖書では教会の指導者に祭司という言葉は使われていません。牧師、司教、長老という言葉は使われていますが、祭司という言葉は使われていません。
スティーブ・ワイデンコップ著「暗闇からの光」の画像｜Catholic Answers Press
カトレア：ほぼ正解です。新約聖書では、教会指導者にhiereus（祭司）という言葉は使われていませんが、ローマ人への手紙15章16節では、同義語のhierourgeo（祭司として行動する）という動詞が使われています。そこでパウロは自分自身について、次のように語っています。"異邦人の供え物が聖霊によって聖別され、受け入れられるように、神の福音の祭司の務めを果たすために、異邦人に対するキリスト・イエスの奉仕者となること"。
オブジェクター：パウロは、自分の宣教活動を表現するためにこの動詞を使ったのでしょう。彼は異邦人を自分の供え物として語っていることに気がつくでしょう。彼は異邦人に代わって何かを捧げるのではなく、神の新しい民を捧げ物として考えているのです。
カトリック: パウロは "祭司として行動する" (hierourgeo) という表現を使っていますが、カトリック教会の理解では、祭司は仲介者として神の民のために執り成す人ということになっています。今日の司祭は、パウロのように、偉大な大祭司であるキリストの完全な犠牲と一致して、人々を神のもとに連れ戻すことを申し出るのです。
反対者：パウロが神の民の一人であったことを認識する限り、その理解に問題はないでしょう。使徒として教会を指導し、牧師の一人でしたが、神権は神の民すべてに適用される概念であって、一部の選ばれた人たちのものではありません。
カトリック：ある点では同意します。全信者の神権という非カトリックの教義は、教会が否定している考え方ではありません。実際、『カトリック教会のカテキズム』には、神の信仰を持つすべての人々が洗礼によってキリストの神権を共有していることが明確に書かれています。大祭司であり唯一の仲介者であるキリストは、教会を『王国とし、その神と父のための祭司』とされました」（CCC 1546、黙示録1：6、5：9-10を参照）。さらに、"全教会は祭司の民である。洗礼を通して、すべての信徒はキリストの祭司職にあずかります。この参加は『全信徒の共通祭司職』と呼ばれる。この共通の神権に基づき、その奉仕に命じられた、キリストの宣教へのもう一つの参加が存在します：聖職の秘跡によって授けられる奉仕で、そこでは、共同体のただ中で、頭であるキリストの名と人柄によって奉仕することが任務となります」（1591年）。言い換えれば、すべての神の民に共通の神権が存在することは、教会の牧者が司祭であるという特別な召命を除外するものではありません。
反対者：しかし、それは新約聖書が言っていることではありません。ペテロが神権について語るとき、彼はそれを神の民全体に適用しています。「あなたがたは、選ばれた種族、王家の祭司職、聖なる国民、神の民であり、あなたがたを暗やみからその驚くべき光の中に召し出してくださった方のすばらしいわざを宣言するためです」（1ペテロ2：9）。このように、この「王家の祭司職」という表現は、神の民すべてを指しており、特別な階級を指しているわけではありません。
カトリック: ペテロはもちろん、カテキズムが語った「すべての信者の共通の神権」について話しているのです。しかし、なぜあなたは、神の民のために、また神の民のために祭司として仕えるために神によって選ばれた人々の特別な役割を排除すると主張するのですか？
反対者：それは教会の統治に関する新約聖書の教えの一部ではないからです。キリストの神権は唯一無二のものであり、繰り返されることはありません。イエスがヨハネ21：15-19でペテロに教えたように，キリストは教会のために羊飼いを任命されました。私たちが言ったように、これらの指導者は長老（または老師）、助祭と呼ばれますが、あなたが引用したローマ15：16の文章を除いては、決して祭司ではありません。
カトリック: おそらくあなたは、カトリック教会の司祭が長老と呼ばれていることをご存知ないでしょう。彼らは司教（新約聖書ではエピスコポイと呼ばれる）の権威のもとで教会を導く長老です。
反対者：そうですか、それは知りませんでしたが、それで何かが変わるとは思えません。第一ペテロ2:9は教会全体に適用されるのであって、老師であれ司教であれ、一部の選ばれた指導者たちに適用されるのではありません。
カトリック: 第一ペテロ2:9は旧約聖書の多くの文章を引用していることにお気づきでしょう。その一つは出エジプト記19:6で、イスラエルの民は "祭司の王国 "と呼ばれています。イザヤ書61:6には、新約の時代には、回復された神の民は "主の祭司 "と呼ばれるだろうと書かれています。
異議者：はい、これらの
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ケネス・ハウエル - 2004年4月1日
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異議あり：カトリック教会には、信徒と区別され、信徒より上位に位置する司祭がいます。新約聖書には、特定の人を他の神の民から切り離して祭司とする記述はありませんから、これは聖書に反することです。
カトリック：確かに、新約聖書は教会の指導者を牧師、助祭、そして多分司教にすることを認めていますね。
反対者：はい、しかし、新約聖書では教会の指導者に祭司という言葉は使われていません。牧師、司教、長老という言葉は使われていますが、祭司という言葉は使われていません。
スティーブ・ワイデンコップ著「暗闇からの光」の画像｜Catholic Answers Press
カトレア：ほぼ正解です。新約聖書では、教会指導者にhiereus（祭司）という言葉は使われていませんが、ローマ人への手紙15章16節では、同義語のhierourgeo（祭司として行動する）という動詞が使われています。そこでパウロは自分自身について、次のように語っています。"異邦人の供え物が聖霊によって聖別され、受け入れられるように、神の福音の祭司の務めを果たすために、異邦人に対するキリスト・イエスの奉仕者となること"。
オブジェクター：パウロは、自分の宣教活動を表現するためにこの動詞を使ったのでしょう。彼は異邦人を自分の供え物として語っていることに気がつくでしょう。彼は異邦人に代わって何かを捧げるのではなく、神の新しい民を捧げ物として考えているのです。
カトリック: パウロは "祭司として行動する" (hierourgeo) という表現を使っていますが、カトリック教会の理解では、祭司は仲介者として神の民のために執り成す人ということになっています。今日の司祭は、パウロのように、偉大な大祭司であるキリストの完全な犠牲と一致して、人々を神のもとに連れ戻すことを申し出るのです。
反対者：パウロが神の民の一人であったことを認識する限り、その理解に問題はないでしょう。使徒として教会を指導し、牧師の一人でしたが、神権は神の民すべてに適用される概念であって、一部の選ばれた人たちのものではありません。
カトリック：ある点では同意します。全信者の神権という非カトリックの教義は、教会が否定している考え方ではありません。実際、『カトリック教会のカテキズム』には、神の信仰を持つすべての人々が洗礼によってキリストの神権を共有していることが明確に書かれています。大祭司であり唯一の仲介者であるキリストは、教会を『王国とし、その神と父のための祭司』とされました」（CCC 1546、黙示録1：6、5：9-10を参照）。さらに、"全教会は祭司の民である。洗礼を通して、すべての信徒はキリストの祭司職にあずかります。この参加は『全信徒の共通祭司職』と呼ばれる。この共通の神権に基づき、その奉仕に命じられた、キリストの宣教へのもう一つの参加が存在します：聖職の秘跡によって授けられる奉仕で、そこでは、共同体のただ中で、頭であるキリストの名と人柄によって奉仕することが任務となります」（1591年）。言い換えれば、すべての神の民に共通の神権が存在することは、教会の牧者が司祭であるという特別な召命を除外するものではありません。
反対者：しかし、それは新約聖書が言っていることではありません。ペテロが神権について語るとき、彼はそれを神の民全体に適用しています。「あなたがたは、選ばれた種族、王家の祭司職、聖なる国民、神の民であり、あなたがたを暗やみからその驚くべき光の中に召し出してくださった方のすばらしいわざを宣言するためです」（1ペテロ2：9）。このように、この「王家の祭司職」という表現は、神の民すべてを指しており、特別な階級を指しているわけではありません。
カトリック: ペテロはもちろん、カテキズムが語った「すべての信者の共通の神権」について話しているのです。しかし、なぜあなたは、神の民のために、また神の民のために祭司として仕えるために神によって選ばれた人々の特別な役割を排除すると主張するのですか？
反対者：それは教会の統治に関する新約聖書の教えの一部ではないからです。キリストの神権は唯一無二のものであり、繰り返されることはありません。イエスがヨハネ21：15-19でペテロに教えたように，キリストは教会のために羊飼いを任命されました。私たちが言ったように、これらの指導者は長老（または老師）、助祭と呼ばれますが、あなたが引用したローマ15：16の文章を除いては、決して祭司ではありません。
カトリック: おそらくあなたは、カトリック教会の司祭が長老と呼ばれていることをご存知ないでしょう。彼らは司教（新約聖書ではエピスコポイと呼ばれる）の権威のもとで教会を導く長老です。
反対者：そうですか、それは知りませんでしたが、それで何かが変わるとは思えません。第一ペテロ2:9は教会全体に適用されるのであって、老師であれ司教であれ、一部の選ばれた指導者たちに適用されるのではありません。
カトリック: 第一ペテロ2:9は旧約聖書の多くの文章を引用していることにお気づきでしょう。その一つは出エジプト記19:6で、イスラエルの民は "祭司の王国 "と呼ばれています。イザヤ書61:6には、新約の時代には、回復された神の民は "主の祭司 "と呼ばれるだろうと書かれています。
異議者：はい、これらの
