連続テレビ小説「スカーレット」が終わった。
今回も毎朝必ず録画、2人一緒に観てきた。
(外国旅行中も留守録した)
主人公川原喜美子の陶芸にかける生き方もさる事ながら、登場するいろんな夫婦のあり方を注視してきた。
前半部では、喜美子の両親 常路とマツ夫婦を興味深く
く観てきた。
如何にも昭和の父親然とした北村一輝の演技に惹かれた。
と同時に、妻役の富田靖子も素晴らしかった。
もうこんな夫婦は珍しいだろう。
何より興味深く観てきたのは、八郎と喜美子夫婦のあり方だった。
陶芸に関する考え方の大きな隔たりから離婚に至る二人。
まさか離婚するとは、と少なからず違和感を持ちながら観てきた。
しかし二人の一粒種である武志の存在が、二人の関係を新たな段階へと発展させる。
まさに「子は鎹(かすがい)」と感じた。
難病に抗して、明るく前向きに生きようとする武志の姿が、喜美子夫婦の絆をより強くしていくのを感じた。
最後のシーン、穴窯に薪を投げ込む喜美子の表情で終わる。
彼女を始め、視聴者を含む全ての人々への、未来への励ましと感じる。
かつて作家早乙女勝元さんから頂戴した色紙に書かれた言葉を思い出す。
「その火を消すな。どんどんどんどん、薪(たきぎ)を焚(く)べろ」
数多くの勇気を、今回も連続テレビ小説から得ることが出来た。
※写真の全て 今日のNHK連続テレビ小説から写させて頂きました。