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車正吉・桜が駆け巡る

今年を振り返る

12月31日(木)雪
今日は大晦日。 
後わずかで、2020年が去ろうとしています。
コロナウィルス蔓延の中で、これまでに無い体験もしました。その中から2点だけ記させて頂きます。

〈飛行機内で意識を失う〉
これは忘れたいけど、忘れてはいけない思い出です。
今回初めて文字化しますね。

去る2月20日夕方、UNITED航空機にて関空からサンフランシスコに向けて飛び立ちました。渡米目的は、テキサス州サンアントニオで開催される、国際ウォーキング大会に参加するため。



 
 
シートは何と柄にも無く、「ファーストクラス」。 


フライト間(ま)無しに出されたウエルカムシャンパンと、缶ビールで喉を潤しました。 

 
ところが、機内食(ディナー)のコースが出て来る前に、意識が朦朧となり眠ってしまいましたね。  
隣席に座っていた妻によると、呼吸に異変を感じ、身体を揺すり声掛け等を繰り返してくれたようです。
このあたりのことは、全く記憶がありません。
キャビンアテンダントを呼ぶ等、私の周辺が慌ただしさを増しました。ドクターの乗客が居ないかの連絡に応え、乗合せた京都大学病院の若い男性医師が診て下さいました。
血液中の酸素濃度がかなり低下しているとの診断。
大慌てで、機内備え付けの酸素ボンベから酸素吸入を続けて下さいました。
ようやく2本目のボンベが空になる頃、意識が回復。
一時は、ハワイの空港に緊急着陸も検討されたようです。
サンフランシスコに近づく頃には、殆ど意識が戻りました。

何とか機内から降りれるものとひと安心。     
ところが、サンフランシスコ空港到着後直ぐに車椅子に乗せられ、救急車で市内の病院に搬送されたではありませんか!
どうやら機内スタッフからサンフランシスコの担当部署へ連絡がなされ、病院搬送が決まったようです。





 郊外に位置する大病院でした。
その病室内に約4〜5時間「滞在(入院?)」しました。

病室内をパチリ! 日本の病室と変わりありませんね。

コロナウィルスに関する警告文書が院内にありました。
しかし、当時はまだアメリカ国内の感染者数は、比較的少なかったです。
帰国後、大流行が報道されました。


医師の簡単な問診の後、ナースが入れ代わりに来て、血液採取等を繰り返します。
早く病院から出たい気持ちで一杯なのですが。 
ようやく主治医らしき男性に呼ばれ、「大丈夫だから、もう帰ってイイよ!」と言われましたね。
勿論、病院内の会話はすべてアメリカンイングリッシュ。
その早口なことと言ったら!
会計でビックリ!! 
何となんと、請求された金額が約50万円!!!
渡航前、海外旅行保険に加入していて、ほっとひと安心した次第です。

その後、ロス経由でサンアントニオへ移動。
2日間のウォーキング大会に参加。快調に、連日21㎞をウオーク。
大会終了後、サンフランシスコ市内を観光したあと、無事に帰国しました。






帰国後直ぐに、敦賀市立病院の脳神経外科を受診。
機内で一時的に、自律神経失調に陥ったらしいとの診断。
機内での急な飲酒により、変調をきたした由。
過呼吸の様な症状と言われましたね。
今後は、飛行機内での飲酒を控えます。 
   
機内でお世話になった京大のお医者様、機内スタッフの皆様、そしてシスコの病院の皆様、救急車の皆様、有難うございました。
 
〈みちのく潮風トレイル
コロナ禍により、国内外のウォーキング大会がすべて中止になりました。
妻の発案で、みちのく潮風トレイルを歩こうと決めました。
8月、福島県相馬市をスタートし北上。宮城県中部まで歩きました。






9月、青森県八戸市から南下開始。岩手県の北部までのトレイルを歩きました。








東北復興を祈りつつ、歩かせて頂きました。
これから先、岩手県内の難所が待っています。 
春になったら、トレイル挑戦を再開する予定です。
それまでにコロナウィルスには、退散して欲しいですね。









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