※見出しの写真 八坂神社
2022年12 月25日（日）曇り時々晴れ
早朝6:30過ぎ自宅を出発する。
激しいミゾレが降る中、京都駅を目指す。
京都に着くと青空が広がっている。風は冷たいが絶好のウォーキング日和。
受け付けを待つウォーカーの長蛇の列。一般参加者が多い。
ゴール地点での発表。盛況だ。
私達ふたり、この３年間で30回以上例会に参加したことで、賞状とメダルを頂いた。
9:30過ぎに自由歩行方式でスタート。
〈この日のGPS〉
この日、表題の如く文学の舞台となった地を巡ることになる。
スタート後塩小路通りを東進。
塩小路橋を渡る。
三十三間堂南大門前を通過。境内には入らず前進。
三十三間堂の裏側で、「宮本武蔵と吉岡一門が闘った・・・」とは、吉川英治の著『宮本武蔵』による。
左折し東大路通を北上開始。
インバウンドの外国人と沢山行き交う。一組に声をかけると、オランダからの家族連れ。
私達がナイメーヘン大会に参加したことでしばし盛り上がる。
東山三条を通過。
安井金比羅宮の境内に入る。
この神社は「縁切り」に御利益があるとのこと。
田口ランディ著「縁切り神社」の舞台となる。
田口ランディの著、未だ読まず。
境内を出て北上、祇園の茶屋街を進む。
今は亡き瀬戸内寂聴さんが瀬戸内晴美のペンネームの頃、祇園を舞台にした「京まんだら」を執筆される。登場人物の女将さん、モデルがあったらしい。寂聴さんが住まわれた寂庵前を何度も歩いたことがある。
御存命なら、ウクライナ情勢等に対してどんな言動をされたことだろう。
祇園交差点を渡り、八坂神社境内へと進む。
ノーベル文学賞作家川端康成が執筆した「古都」に描かれた八坂神社、京都ブームの火つけ役となった由。
私的には、岩下志麻が初々しい映画「古都」が心に残る。
円山公園を抜ける。
知恩院の三門前を通過する。
円山公園・知恩院は、文豪夏目漱石が第一作「虞美人草」に色濃く反映させた場所とのこと。
漱石は４回京都を訪れた由。
後の優れた作家活動の原点とも言えるのがこの辺りなのか?!
北上を続けて平安神宮に至る。
ここは、谷崎潤一郎作「細雪」で四姉妹一家が観桜に訪れた場所。
「細雪」も何度も映像化されてきた。
神宮前を右折し東進する。
この辺りで、歩友のＩさんに追い付かれる。お元気だ!
会話しながら同行する。
哲学の道への石碑を見て右折する。
哲学の道への石碑を見て右折する。
京都協会スタッフの○田さんが立番されている。寒い中ご苦労さま。左折し「哲学の道」を北上。
哲学の道、命名の由来はこうだ。著名な哲学者西田幾多郎が京大在職中、この道を歩きながら思考を深めたことによる。
哲学の道と分かれしばらく西進する。
蔦が絡まる洋館横を通過。喫茶店ゴスペルとして生き続けている。
南田児童公園にて昼食休憩を取る。
リスタートし吉田山方向へと西進する。
吉田山への急な坂道を登る。
宗忠神社前を通過。
大元宮前を通過。
参道を下り、京都大学吉田キャンパス方向へと進む。
若手の京都大学出身作家、森見登美彦（農学部卒）と万城目学（法学部卒）の作品に、京都大学や吉田神社が描かれる。
しかし、未だ読まず。
京都大学出身の作家がどれくらいいるかネットでチェックする。意外と少ないか？
京都大学出身の小説家・文筆家44人―有名人の出身大学ランキング
東大出身の方が遥かに多い。
東大出身の方が遥かに多い。
漱石・鴎外・川端・谷崎・三島・大江健三郎等、綺羅星の如く並ぶ。
京都大学吉田寮、かつて作家花村萬月が一時生活していたとのこと。この体験に根ざした「古都恋情・百万遍」等を記している。
調べると吉田寮、築100年以上経過の凄い建築物。
一度見て見たくなってきた。
川端通り方向へと斜行する。
川端通り角を左折し南下する
丸太町橋を渡る。
橋のたもとに、中原中也に縁の古書店があったらしいが、見当たらず。この辺りかと、写真だけを撮る。
鴨川河川敷横の脇道を南下。
木屋町通りを南下、高瀬川の一ノ舟入りを眺めた。
森鴎外作品「高瀬舟」の舞台になった場所。
この作品、これまでに何度も読み返した。
短編ながら考えさせられる作品。
地下鉄・京都市役所前駅にゴールインする。
スタッフさん皆様、有難うございました。お陰様で楽しく歩くことが出来ました。
参加されたウォーカーの皆さん、お疲れさまでした。
当ブログをご覧頂いた皆様、長いブログをお読み頂き、有難うございました。またお会いしましょう🥰
