カットハウスツイン店長まさおの「1分では読めない日記」

高槻市のカットハウスツインの店長が日々感じたこと、おすすめメニュー、映画やスポーツ、ダイエットについて書いています。

大先輩の髪を切らせていただきました

2021年12月30日 06時24分00秒 | 日記
少し前にレディースシェービングにご来店頂いているお客様からお父様のカットも一緒に出来ますかというお問合せがありました。

お父様は散髪屋さんですよね?
僕で良いんですか?

と聞くと

体調を壊して今はうちにいるので

と言われたので、私で良ければと思いさせていただくことになりました。

そして2日前にお二人でご来店されたので、娘さんは妻がさせていただき、お父様は私がさせていただきました。

ご注文は

周りは短くバリカンでして、上も五分刈りくらいで前だけ少し長めでと言う事でした。

わかりました。

と答えてからシャンプーを井上君にしてもらい、その間に五分刈りをネットで調べて長さとシルエットの確認をしました。

9mmバリカンで切る丸刈りなんですね。

実は修行時代に色々な髪型を覚えましたが、なぜか五分刈りというフレーズを聞かなかったので、はっきりとした五分刈りはわからず、なんとなく五分刈りみたいな感じでした。

しかし今回は元理容師さんなのでしっかり確認して頭に入れてから、先に周囲を短めのバリカンで切ってから前はハサミで前は長めで全体は9mmくらいの長さに切らせていただきました。

色々お話しを聞くと体調を崩されて7月で廃業されたそうで、15歳から87歳までの72年間も理容師をされていたそうです。

私からすると本当の大先輩です。

こんなに体力のいる仕事を87歳までしていたなんて本当に凄いです。

尊敬します。

理容組合にも携わっていたそうで、今私が理容組合の仕事をさせていただいていることもお話ししました。

はじめてお会いする大先輩のカットをしているので物凄く緊張しました。

やはり同業の方の髪の毛を切るのは緊張します。

最近は髪の毛を切るのが当たり前になっていましたが、修行時代のように汗をかきながら切らせていただきました。

顔剃りは段取り上妻に代わってもらいましたけどね。

全て終えて鏡を見ていただきOKをいただきホッとしました。

先にお孫さんが迎えに来られたので車までお送りすると

丁寧にしてくれてありがとうございました。

と言っていただき

こちらこそ、ありがとうございました。

と言ってお送りしました.

帰られてから娘さんにGoogleで調べた事や凄く緊張した事を話すと笑われました。

お父様も

何歳くらいの人、若い人だと切り方わからないかも

と言われていたそうです。 

その通りです。 

もっともっと勉強しなければと思いました。

私は理容師になって33年です。

72年されていたと言う事は私より39年もされていた大先輩の髪の毛を切らせていただき初心に戻った気がします。

また歳も私の父と同い年と聞き、

父も生きていたらこれくらいになっていたんだなあと思いました。

不思議なご縁です。  

髪の毛を切ってスッキリして良い新年を迎えていただきたいと思います。

勉強させていただきありがとうございました。

あと39年できるかわかりませんが、これからも頑張ろと思います。


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