新丈夫塾塾長飲兵衛日記

晩酌を欠かさない空手塾塾長のつぶやき日記

年の瀬

2009年12月10日 20時14分20秒 | 日記
 雪がないせいか、師走という感じがいまひとつ。暖冬であるのは楽だが、温暖化の影響なのだろう。年明けの合宿の申込みや錬成大会の申込書が出始めているので、そろそろ年末モードであるのは間違いないだが、忙しくは感じない。
 今年は思いのほか読書が進み、さまざまな人間模様を感じるにつれ人間って生き物は難しい生き物だなって感じる。もちろん自分も含めてなのだが。幕末や戦前の人たちは今よりもずっと経済的には恵まれていなかっただろうし、自由でもなかったのに何だか躍動感やエネルギッシュさを感じる。
 いくら物が豊かになっても心の満足感とは別物だ。今は元旦からスーパーもやっていて食べたいものはいつでも手に入るが、子供のころのように店が全部閉まっていて、正月という時を感じたお正月がなんだか懐かしい。きっと飢餓感、満たされない時間があるほうが喜びが大きいのであろう。現代は人と人の繋がりが希薄で、淋しい時代じゃないかなと感じる。煩わしくなくて良いのかもしれないが、その煩わしさがあって人との繋がりのなかに良くも悪くも生活がある。
 泣いて笑って怒って、そんな喜怒哀楽がある時間はやっぱり幸せじゃないだろうか。今年も残すところ二十日。ご縁ある皆さんとお互い無事に年を越したいと願う。
コメント
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