イラストレーター赤松かおりのブログ

日常のことなどを描いています。

勝手に挿絵⑬『虫めづる姫君』

2019-06-30 02:02:37 | 文学

「勝手に挿し絵」

私が読んだ本の挿し絵を勝手に描きます☆

⑬『虫めづる姫君』




源氏物語の姫君たちは、美しく優雅だけれども、世間体や評判にがんじがらめで、読んで息苦しくなるときがあります。

でもこの物語の姫君は、「人目を気にしての言動なんてつまらない」と年頃になってもお化粧もせず、虫を観察して喜んでいます。

悪口を言われても、一理ある反論をして黙らせます。

ここまでつきぬけられたら、清々しくてうらやましいです。

そんな変わり者の姫君にある貴公子が「あなたにかなうような人はいないでしょう」と歌を詠んで・・・この二人一体どうなる!?

「続きは二巻にあるべし」とあるのに、二巻はありません。

この気になる終わり方もすごいです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿