5 アンティークシティ
「美寿穂ちゃんおはよう なんか今日は寒いね」鈴ちゃんがしとやかな口調で微笑む
辺り見渡すと106のビルが
そびえ立つ
点滅する信号機がスクランブル
交差点を行き交う夢人達を急がせた
美寿穂は心の中で想った
「このワールドの人々は比較的
温厚みたい…」
未来で見た古い書物にはいくつかの枝分かれした世界があり
その一部のワールドと似ていた
「美寿穂… 美寿穂ちゃん!」
「ごめん鈴ちゃん!なんか渋谷に久しぶりに来たら圧倒されちゃった〜」
「そろそろハチ公前に行ってみようか〜男の子達来てるかもね」
二人は少し緊張しながら待ち合わせ場所ヘ歩いた…
To Be Continued…