まゆげクリニック

メンタル、フィジカル両面に弱点を有する患者のリハビリ日記。

本社人事面談

2006-11-09 00:34:56 | カルテ
「みんな、今の自分よりも少しはましになりたい、もっと向上したいと思う。でも、毎日、同じ反省を繰り返しながら、足踏みをしている。結局のところ、それが人間というものじゃないかと思うんです。」
藤子・F・不二夫

今日は本社人事面談@東京でした。

面談の場所を勘違いして人事の方に迷惑をかけてしまったり、昨日の夜から続く頭痛を抑えるためにイブオーレを大量投与した影響か面談中頭が全くまわらなかったりと様々な事がありましたが、とりあえず終了。

面談の自己評価は「D」。

つまり最低です。

まぁ今回の面談は評価につながるようなものではないので別にいいのですが、自分の相変わらずのコミュニケーション能力の低さには閉口。

特に「相手の聞かれたことに対して的確な答えを咄嗟に用意できない病」「自分の主張をはっきりと相手に伝えることが出来ない病」は、入社してからどんどん深刻化しているような気がします。(これは私と親交の深い方は既にお気づきのことかと存じます。)

思考の積み重ね不足、日常での他人とのコミュニケーション不足、目の前の仕事に忙殺される毎日、日々失っていく自信(いや、そもそも自信なんて代物は有したことがないか)・・・

原因はいろいろと考えられますが、とにかく3年目の社員としてはあまり好ましくない状態にあると言えます。

なんとかせねば・・・


ということで帰りの電車の中で、私がいつまでたっても成長しない理由を軽く分析をしてみました。

①「ダメ人間」という思い込み
 私はすぐに「自分はダメな人間だ」と思い込む癖があります。何故そう思い込んでしまうのかは分かりませんが、自然とそういう思考回路が働いてしまい、あらゆることを早々に諦めてしまうのです。もしかしたら「自分はダメな人間だ」と思い込み、自分の限界を低めに設定することで、努力から逃げているのかもしれません。大風呂敷を広げる人になりたくはありませんが、自分の限界を余りにも低く設定すると、成長はそこで止まってしまいます。分かってる、分かってるんだけども、この25年間で自分の可能性を心底信じられなくなった私がいます・・・

②対人恐怖症
 私は人と話すのが極度に苦手な為、しばしば他人と距離を置く傾向があります。友人企画のイベント等も基本的には避けるスタンスを取っています。これは「コミュニケーション能力が低いので他人と話しても苦しい思いをする→必然的に人と話す機会が減少→コミュニケーション能力はますます低下」という悪循環に陥ることを意味します。最近では余りの対人恐怖に、親しい友人とも距離を置こうとする始末。普通に話すというのが私にとっては何より高いハードルなのです。しかし、人と接することは刺激になるし、成長のために必要不可欠なのは疑いようのない事実。早く殻を突き破らなくては。

③自信の無さ
 自信は成長するための重要な要素です。しかし、根拠の無い自信は私が最も嫌うものの一つ。では自信の根拠となるのは、一体なんでしょうか?それは、努力と経験の量だと思います。そして、それはそのまま自分の強みにつながってきます。えぇ、私にはそれが全くもって欠けてますとも。強みなんて何一つ持ち合わせておりません。自信が全く無いということは、おそらく今までの努力も“努力したつもり”で終わってしまっていたのでしょうね。あ、そういえば、私には自信のあることが一つだけありました。それは「自分のダメっぷり」・・・だめだこりゃ。

④悩んでいるふり
 私はいろいろと悩んでいるそぶりを見せていますが、実はこれは悩んでいるのではなくて単に甘ったれていただけだったのかもしれません。自分と真剣に向き合って、脳内に存在するあらゆる自分を総動員して、答えを出そうともがき苦しんで、真の意味で悩まないと求めている答えには出会えません。自分では悩んでいるつもりだったのですが、現状を見る限りそうではなかったのでしょうな。甘ったれのダメ人間。救いようがありませんね。

他にもいっぱい頭に浮かんできますが、このままダラダラと書き続けてもしょうがないのでこの辺で一旦お開きにしたいと思います。

僕はいつになったら胸を張って生きていけるんだろう・・・

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10 コメント

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Unknown (シャツ)
2006-11-09 00:47:25
「相手の聞かれたことに対して的確な答えを咄嗟に用意できない病」
「自分の主張をはっきりと相手に伝えることが出来ない病」
私も↑2つの病気を持っております。
一体どうすれば治るのか、そのヒントを面談で提示してもらいたいものですな。
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コメント長っ (ポサダ)
2006-11-09 10:24:27
それって意外と、結構な人が持っているコンプレックスじゃないんかなぁ。立食パーティーとか、あと取材でも、人と話さなきゃいけない。自分には向いてない仕事だなと思います。何を聞けばいいのかわからないし、スポーツ知らない私が話しかけるのは失礼だって思って自分を止めてしまうから。でも大分ドスっといけるようになってきてます。これは慣れてきたからってだけ。

場数を踏むことでだいたいパターンがつかめてきて、こういうこと聞くこと・話すことはおかしいことじゃないって思える。こういうこと話してもいいんだって、自分が決め付けてたレベルよりもっと易しいものでよかったんだと気付く。自分の中のフィルターを1つはずすと、もう1段階下のこういうのでいいんだゾーンが増えるので、そこから話もポンポン出てきたり。


あと、すごくしゃべってくれる話しやすい人って、あまり相手に気を遣わずに話す人が多い気がします。あぁ、今話しかけない方がいいかな・・・自分が話しかけて大丈夫かな・・・なんて考えずに、大した話じゃなくても話していけばいい気もしてきます。

あと、自分の話なんて・・・って思うから、ほとんどが聞き役に回る。こちらから質問する。最初はいいけど、それだと結局、相手にしゃべらせてばかりで、親睦は深まらない。ちゃんとこっちも自分の話をしていかないと。これは私もよく陥る。そして自分の話をする習慣が無くなる。悪循環。相手に聞いてばかりで、こちらの質問のネタも尽きる。相手も話さなくなっちゃう。広がるものも広がらなくなるので、自分の話をせず聞きまくるパターンは、崩した方が良さそう。


ま、「お!今日はすごいぞ!」と手応えがあって、それが続いて初めて、コンプレックスが小さくなるんでしょう。でもきっとこの手応えはたまたまのもの。そうして「いいぞ自分!」ってテンションを上げていくことでまた、相乗効果でアゲアゲになれる。

やっぱりこういう上手くいったなって思える時はだいたい、相手の話を引き出せた時より、自分から自分の話もできて、相手と会話が盛り上がった時に強く思う気がするな。そうした方が相手の印象にも残るだろうしね。

昨日ゲストが来て、こういうので挨拶して軽く会話するのってすごい苦手なんだけど、自分が楽しもう!って思ってすごいテンションをあげてみたらすごく上手くいってビックリしました。自分できる!って気分を上げることも大事だよ。

あなたは私らから見ればすごい話しやすくて、こういうコンプレックスとは対極にいそうな人なんだけどなぁ。気負わずに(無理だろうけど)もうちょっと楽にしてみればいいよ。

日記並みに長々と失礼。
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Unknown (KURO坂)
2006-11-09 23:13:15
ガーナチョコのCMでいいこと言ってました

『幸せって何?』

「明日が毎日来ること」

そんな
もんでしょ
深く考えることはない
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ついつい (ふじわら)
2006-11-10 12:11:20
同じようなこと考えてんだなーと思いまして突然長くコメントします。失礼。

僕としては、自信は「努力と経験の量」の面も大いにあるけど、別に根拠があればいいってもんじゃないのかなあと思ってます。努力と経験で実績積んでしまったら、次にやることは常にさらにいいものでなければ自信が壊れてしまうから、それだけでは失敗に弱くなる。

テレビで最近、幻冬舎のカリスマ編集者が言っていた、
「志が高くなれば言葉に自信が出てきます。そうすると世の中を変えられる力にもなってきます。」
と言う言葉がヒントなのかなーと思ってます。

「自分はこうなりありたいから、これは間違ってないんだ」、「将来こうなると信じているから何度失敗しても自信を失う必要はないんだ」とか。自分の思いを自信の源泉に自信をスタートすれば容易に壊れない。
とか思います。

「頭先行で物事を考えてしまう傾向がある」人としては、お互い悩む問題だよね。
でも今悩むこともしないで、年食ってから悩むよりも後で後悔しなくなるんじゃないかと思います。
どーせ例えば仕事にしても25やそこらでは(少なくともこの会社では)立派な歯車にはなれても、自分で大きいことができるわけでなし。

あと、無自覚なダメ人間な方は非常に多いので、自覚してるだけましだと思います。つうか思ってます。思わなきゃやっていけません。涙

なやみましょお。
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Unknown (患者)
2006-11-10 20:41:31
>シャツ氏
そうなんですか?
私から見ればシャツ氏は非常に頭の回転が早く、それを活かした鋭いツッコミには一目置いてますよ。

>ポサダ氏
おぉー、非常に長いコメントをありがとう。

ポサダさんのアドバイスからは、ポサダさん自身も悩み苦しんだというのが十二分に伝わってきますので、非常に素直に受け入れることが出来ました。

確かにポサダさんの言うとおり、自分の中のフィルターを少し外して、会話に対して少しだけ積極的になって、ちょっとした成果で自分を褒めてあげて、とやっていくことは、対人恐怖症を克服する上で重要且つ効果的なんだと思います。でもそれってほんと難しいことなんですよね><

おそらく対人恐怖症ってのは自分で壁(俗に言うATフィールド)をせっせとこさえて一人で勝手に「越えれないよー」って嘆いているようなもんなんでしょうね。んで、最初は相手にはその壁が見えてないのに、あまりの念の強さにいつの間にやらその壁が具現化されて、本物の壁になってしまう・・・まさに今の私の状況です。

なんて馬鹿らしいこと!とお思いの方も多いでしょう。

だがしかし!

なかなかどうして、この壁がオリハルコン製のため、なかなか崩せないんです。それどころか時を経るごとに強固に補強されていくんです。

例えて言うなら、私が人と話をするときは「こんな話しても相手は面白く無いだろうな」「多分相手にとっては私と話す時間がこの世で最も無駄な時間の一つなんだろうな」「今まで出会った中であなたほど私の興味を惹かない人間はいない、とか思われてるんだろうなぁ」といった考えが頭の中を支配します。

そうしてる間にポンと話を振られると、そんな余計なことを考えているもんだから気の利いた回答を返せない→周囲から痛々しいほど伝わってくる失望感→どんどん塗り固められていく心の壁→さらなる対人恐怖症。

もちろん私は決してみんなと距離を置きたいわけではありません。

でも私の脳みそがそれを簡単には許してくれないのです。

ただ、こんなんじゃいつまでたっても人生楽しめませんよね。

人生楽しむためにも、ポサダさんの言うようにこれからは気負うことなく楽に構えていければいいなぁなんて思ったり。難しいけどね。

目指せ自分改革。
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Unknown (患者)
2006-11-10 21:16:13
>KURO坂氏
考えることも大事だけど、深く考えないことも大事なんですよね。
でも、「毎日来る明日」が自分にとって辛いものだったら・・・?
考えすぎですね。すみません。。。

>ふじわら氏
“自分の思いを自信の源泉に自信をスタートすれば容易に壊れない。”
ふむふむ。参考になるなぁ。

確かに、実績とか経験を自信の根拠にすると、どこまでやれば自信になるのかってのも曖昧だし、具体的な根拠でありながら、もの凄い不安定とも言えますな。

以前先輩にも
「自分はこうありたいって理想像を描いて、自分はそういう人間なんだって思い込めば、いつのまにかその理想像に近づいているものだ。そうすれば自然と自信も湧いてくる。まずはその理想像を確立しろ。」
というアドバイスをもらった記憶があります。

最終的に人間を支えるのは“思い”ということでしょうか。

ちょっと哲学勉強してみようかな。

また、悩みすぎるのも問題ですが、悩みは成長には必要不可欠。お互い一生懸命なやみましょお。
悩む“ふり”にならないようにだけ気をつけながら。

あと、自分のダメっぷりを自覚することはとても大事ですよね。
「下手くその 上級者への道のりは 己が下手さを 知りて一歩目」という安西先生のお言葉を念頭に置いて頑張ります。
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おはよー凸 (AB)
2006-11-12 12:21:11
この日記、ものすごく気になってたのでいまさらですがコメント書いちゃいます。

>「自分はダメな人間だ」と思い込み、自分の限界を低めに設定することで、努力から逃げているのかもしれません。
>③自信の無さ
>私はいろいろと悩んでいるそぶりを見せていますが、実はこれは悩んでいるのではなくて単に甘ったれていただけだったのかもしれません

この辺りになまら共感するんですが、うちは去年くらいまでは、みんな少なからずこのような思考は持ってるだろうし自分も人並みの思考回路でこんな風に考えてはヘコむんだろうな、と思ってたよ。
けど、少なからずみんな考えるだろうけど、やっぱ考えが深くなっちゃう度合いは人それぞれで、ここまで考えないという性質を持ち合わせてる人も確実にいるってことも最近わかってきました。

考えすぎサイドからみると、考えすぎずに生きていける人がなまらうらやましくって、この程度の思考で、さらに考えるだけで、じゃぁこのダメなとこをどうやって改善していこうっていう具体的な行動に移せないんであれば、考えても考えなくても結果同じなんじゃないか、と。
でも考えることって自然に沸き起こるものだから、止められない、と。
完全に行き止まりスパイラルですよ。

んで、やっぱり、理想像を明確にしてそこに向かってダメなとこを直してけばいいという答えに行き着いちゃうんだよね。
あとは理想像が高すぎるからだめなんだ、と。身近な理想を細かく設定してひとつひとつクリアしていけ、と。

しかしね、理想ってなにかね、と。思うわけですよ。
どーすりゃいんだよ、と。

患者氏~~。
生きるのって疲れます。

かなり結論のないコメントでごめんなさい。
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凸かれ様~ (患者)
2006-11-13 23:11:55
>AB氏
どうも、先日の芋煮では凸かれ様でしたー。
そしてコメントありがとう。

AB氏のおっしゃること、非常に共感できます。
(もし、以下の文章がAB氏の考えと異なっていたらごめんなさい。)

自分のダメなところをどうやって改善していけばいいか、考えても考えても答えが出ないから具体的な行動に移せない。結果何も変わらずに悩みだけが残る。そうすると悩みはますます深化して「俺はダメ人間なんだ」というネガティブスパイラルに入る。

私はこういったことをこれまでに何度も繰り返してきました。

行動しなければ何も始まらないんですが、頭の中で余計な考えがグルグル駆け巡って、ブレーキがかかる、もしくは見当違いの結論に至るんですよね。

なんか無駄に悩んでいるだけで、どんどん周りに置いていかれているような感覚に陥ります。

「理想像を明確にしてそこに向かってダメなとこを直していく」というのは、間違いなく上記問題を解決する手段の一つであり、なんとか実行していきたいところですが、ここでやはりAB氏と同じ「理想ってなにかね?」という疑問にぶち当たります。ほんと、理想ってなにかね、ですね。

この思考回路は社会人としての成功からは縁遠くなってしまうこと間違い無しなので、どこかで意識改革をせねば・・・

生きるのは疲れますね。。。
そこにはもちろん激しく同意です。禿同。

考えすぎる者同士、協力しあって頑張っていきましょう。
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Unknown (のりお)
2006-11-15 17:46:38
『感受性の強さからくる苦悩と孤独にはほとんど耐え難いくらいにきつい側面がある。それでも生きてさえいれば人生はよどみなくすすんでいき、きっとそれはさほど悪いことではないに違いない。

もしも感じやすくても、それをうまく生かしておもしろおかしく生きていくのは不可能ではない。そのためには甘えをなくし、傲慢さを自覚して、冷静さを身につけた方がいい。多少の工夫で人は自分の思うように生きることができるに違いない。』
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Unknown (患者)
2006-11-15 19:53:46
>のりお氏
はじめまして・・・ですよね?
コメントありがとうございます!
吉本ばななさんの「キッチン」のあとがきの文章ですね。

自分を知って、自分を受け入れて、肩の力を抜いて、自分をコントロールする。これだけで人生ってガラっと見方が変わりそうですよね。

難しいけど。。。
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