ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006 ①

恥の多い人生を送ってきました。どうも、患者です。

夏の大甲子園、始まりましたね。

我が愛媛県代表の今治西高校は無事1回戦を突破。倒した相手が現在の勤務地である茨城県代表の常総学園であることは何かの因果でしょうか。とりあえず先輩（娘は常総学園の生徒）と野球賭博を行い、ジュースを勝ち取ることに成功いたしました。やったね。

さてさて、少し古い話になりますが、よろしいでしょうか。よろしいですね。

実は、先週の金、土（8/4,5）と、生まれて初めての野外フェスに参加してしまいました。

参加したのは表題の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006＠国営ひたち海浜公園」

どうやら今年で開催7年目を迎え、3日間の総来場者数は軽く10万人を超えるという日本を代表する夏フェスのようです。

茨城に住んでおきながらこの一大イベントに一度も参加しないというのは、愛媛県に生まれながら蜜柑を食べない、野球場まで行きながら試合を備え付けのTVでしか見ない、オトコノコに生まれながらジャンプの話題で盛り上がれない、北朝鮮の最高指導者という地位につきながら喜び組を結成しない、といったことと同様に、全くもってあり得ない話です。

ということで、なんとか抽選でチケットを勝ち取り、念願のロックフェスに行ってきました。

以下、簡単なレビュー。ちなみに演奏時間は各アーティスト1時間程度でした。

＜初日＞
・ ウルフルズ
トータス松本が全身白タイツ（半ケツ）で登場し、出だしから観客を魅了。一つ一つの挙動、言動が絵になっており、観客の男どもに「次に生まれ変わるならトータス松本」と思わせるには十二分だったと思います。ここまで男の人をかっこいいと思ったのは初めてかもしれません。セットリストもガッツだぜ、バンザイ、いい女など、誰もが聞いたことがあり且つ一緒に歌いやすい曲ばかりだったため、観客の盛り上がりはいきなり最高潮に。ロックインジャパンのオープニングを見事に務め上げました。

・ DJオズマ
持ち歌が「アゲ♂アゲ♂EVERY騎士」「純情-スンジョン」の2曲しか無い中でどのようなパフォーマンスを見せるか不安だったのですが、いざ始まってみるとそんな不安もどこへやら。ハイセンスなMCで会場を爆笑の渦に巻き込み、その勢いで、聞いたことの無い曲を連続して歌ったにも関わらず、会場のテンションはアゲアゲに。「アゲ♂アゲ♂EVERY騎士」を2回歌うという荒業もありましたが。途中で帰ろうとした観客に向かって放った「この後のKREVA絶対聞かせないよ」「おい、ちょっと後輩行かせて」等々の言葉は僕の拙い感性にも激しく響きました。さすがのエンターテイナー。一つ確実にいえるのは、DJオズマ（尾妻野純直）は間違いなくヤンキーということです。「アゲ♂アゲ♂EVERY騎士」のナーナーナナナーのところで、横にいた見知らぬ女性と思わず肩を組んでしまい、何故か「すいません」と謝ったのも今となってはいい思い出です。

・ m-flo
密かに楽しみにしていた大御所のライブだったのですが、疲れもあってイマイチ盛り上がれず。だって気温35度と焼け付くような日差しの中でピョンピョン飛び跳ねてたら、ねぇ。あと、「一緒に歌って～」って言われた部分が、早口すぎて何言ってるか分からず。「ヒップ！ホップ！ヒッポッフィリリア・・・？？？」観客も結構とまどっていました。ファンなら完璧に歌いこなすんでしょうか。とりあえず日之内絵美、山本領平、MINMIといったゲストが参加していました。楽曲的にはLISAが居た頃の方が良かったかな。

・ 平井堅
“Rock”という名に全くふさわしくない御方の登場です。しかし、そんなことは意にも介さず、バラード（ピアノ付）を歌いまくっていました。その潔さは“Rock”だと思います。あと、平井堅のMCは始めて聞いたのですが、「夏の思い出作りもいいけど避妊はしっかり」「僕の下半身にはボールが2つある」等の下ネタを連発し、場を混乱させていたのにはびっくりしました。カミカミで緊張してるみたいでしたし、小さいBar的な箱が平井堅のホームなんだろうなぁと勝手に思ってみたり。歌声は疲れた体に優しくしみじみと響き渡る最高の代物でした。夕方という時間帯を考えると大満足。ちなみに、平井堅によると新曲バイマイメロディーは避妊の曲らしいです。

・ マキシマムザホルモン
初日のメイン且つ大トリ。天才。神。教祖。
正直、マキシマムザホルモンを聞くためだけにロックインジャパンに来たと言っても過言ではありません。同時刻には、くるり、RADWIMPS等の気になるアーティストも演奏していたのですが、マキシマムザホルモンの前ではどうしても霞んでしまいます。仕方ない。
さて、肝心の演奏の方ですが、予想を上回る、もう言葉には表せないくらいの衝撃的な興奮を味わうことができました。アドレナリンは間違いなく全て放出したことでしょう。マジさいっこうでした。1曲目はシングル『ざわ・・・ざわ・・・ざ・・・ざわ・・・ざわ・・・』に収録されている『what’s up people』だったのですが、曲と共にいきなり始まる激しい体のぶつけ合い。まさかここまで激しいモッシュがあるとは思っていなかったので、最初はとまどってしまいましたが、そう思ったのもつかの間。すぐに問題なくトランス状態に入り、眼鏡（5万円）を必死で守りながらも「不勃起ニッポン！ケツ毛に引火！」「ビーチ ユーロ 消えろ ケチ 遊泳！」「包丁 ハサミ カッター ナイフ ドス キリ！」「Sweet Sweet 糞メリケン！」と激叫しながら大騒ぎ。興奮しすぎて命より大切なマキシマムザホルモンタオルを無くすというアクシデントもありましたが、何にも替えがたい経験ができたのでよしとします。マキシマムザホルモンのおかげでロックインジャパン初日を完全燃焼で終えることができました。本当にありがとう。生きてて良かった。

レビューが長くなりそうなので、2日目、総括は明日以降に書いてみようと思います。

そんなことより、誰か私とマキシマムザホルモンのLIVE一緒に行きませんか？