まゆげクリニック

メンタル、フィジカル両面に弱点を有する患者のリハビリ日記。

2006年のGW記録2

2006-05-11 01:55:07 | カルテ
今日の昼飯は天丼、晩飯はカツ丼とラーメン、デザートは宇治金時、夜食はすじこ、今食べているのはルマンド。無駄にセレブな患者です。

先日書いた2006年のGW記録のpart2をおもむろに書きます。

【5月3日】
結局秋葉原の漫画喫茶にて『鋼の錬金術師』を熟読しながら、わずかな睡眠を経て、秋葉原 早朝ver.を初体験。錬金~の興奮冷めやらないまま、T中氏とジョナサンでリッチな朝食を頂いた後は、T中氏は髭を生やしたまま仕事、私は髭を生やしたまま秋葉原に一人ぼっちに。マタアイマショウ。

というわけで、ひょんなことから迷い込んだ萌えの聖地『秋葉原』。この機会を逃すと次はいつ訪れるか分からないので、時間と体力の許す限り探索をしてみることにしました。

<これが噂の“萌え”か・・・編>
秋葉原と言えば萌え、萌えといえば秋葉原。“萌え”という単語を世界中に認知させた秋葉原にいながら萌えを避けて通ることは、愛媛に行きながら道後温泉に入らないようなもの。ありえません。

というわけで、GWに秋葉原をスーツ姿で悠々闊歩し、完全に周囲から浮いた存在となっていることを重々自覚しながらも、勇気を振り絞ってアニメ館?(店の名前は忘れました)とかその他いろんなところにて潜入取材を敢行しました。
 
まず一番最初に目に入ったのは、店の入り口付近に無数に貼り付けられた“萌え”と書かれたポスター。早くもここが異空間であることを認識。ハァハァ。初っ端からATフィールド全開でしたが、意を決して店内に侵入。
 
もちろん店内をうろちょろする客は意外と普通の人ばかり・・・なわけはなく、まさにイメージ通りの方々が真剣な眼差しで店内のマスターピースを物色中でした。しかし、何故彼らは見事に統一された風貌をしているのでしょうか。黒髪中分け、眼鏡、チェックのシャツ(ズボンに入れる)、Gパンもしくはチノパン、白いスニーカー。うっかり萌えカリスマ(萌えカリ)が存在するのでは?と勘ぐってしまいます。もしかしてその恰好じゃないと萌えコミュニティから仲間はずれにされちゃうのかな・・・

店内で印象に残ったのは、萌え星人たちは結構単独行動が多いということ。誰にも邪魔されずに一人でじっくりと良い品を選びたいという職人的な考えの持ち主が多いのでしょうか。それともみんなと来るのが恥ずかしい?はたまた単に付き合ってくれる友達がいないだけ?う~ん、奥が深い・・・

あとはアニメに乗じて声優の人気も半端無いということ。声優関連商品の店内占有率は3分の1に達していました。それにしても、萌え系のアニメ、漫画が世にこれだけ氾濫していたとは・・・と驚きを隠せないほど豊富な品揃え。ほんとに聞いたことの無い作品ばかりでした。(僕が知っているのはマガジンで連載している「ねぎま」ぐらいです。)秋葉原に明るい友人によると、それらの多くはOVAなるもので市場展開を行っているとのことです。ふ、ふーん。OVA?

 あと、もう一つ驚いた事実としては、萌え産業にて重要な地位に位置しているのがフィギュアであるということです。フィギュアエリアが、DVD・CDエリアと同じぐらいのスペースで陣取っていました。等身大フィギュアなんかもあったりしてね。・・・人間の欲望とはかくも幅広いものか。彼らはこの等身大フィギュアに何を求めるんでしょうか。愛?夢?希望?エロス?まぁ同性を愛する人もいるしね。様々な趣味趣向を持っているという事実は、人間が進化した動物であるという証なのでしょう。

なんにせよ、熱中できるものがあるというのはいいことです。萌えが多くの人間に生きる活力を与えているとすれば、それは素晴らしいことだと思います。店内で目を輝かせている萌え星人たちを見て、ふとそう思いました。

また、ちゃんとした会社で働き、自分で稼いだお金で誰にも迷惑をかけない程度に萌えを楽しむのであれば、なんもせずにダラダラと怠惰な生活を送っているニート達とは比較にならないくらい社会貢献していると思います。多分。

ただ、もし江戸時代・明治時代の愛国心溢れる血気盛んなお方が萌え星人たちを見たら、理解不能に陥った後、恥ずかしさの余りに全員切り捨てるでしょうな。どうでもいいけど。

まぁそれはともかく、既に数兆円規模にまで成長していると言われ、ITに続く成長を期待されている萌え産業。これからの日本の経済発展に萌えの力は必要不可欠。

これからも日本のために頑張れ萌え星人!

でも『萌え景気』として後世に語り継がれるのは嫌だな。

つづく

最新の画像もっと見る