先日の記事を。
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イランとサウジアラビア、7年ぶりに外交関係正常化で合意 中国が仲介
2023年3月11日
中東で長年、ライバル関係にあるイランとサウジアラビアが10日、外交関係の正常化で合意したと発表した。両国は2016年以来断交していた。両政府代表が中国で4日間にわたり協議した結果、合意に達したという。
両国は2016年1月にサウジアラビアでイスラム教シーア派の指導者が処刑されたことをきっかけに、イラン・テヘランのサウジアラビア大使館が襲撃されたことから、外交関係を断絶していた。それ以来、イスラム教スンニ派が大多数のサウジアラビアと、シーア派が多いイランは、厳しく対立していた。
両国の和解を模索する動きはこれまで失敗が続いていたが、両政府は10日の発表で、2カ月以内に大使館を再開すると表明。貿易や安全保障上の関係も再構築する方針という。
今回の発表について、アメリカは慎重に歓迎する姿勢を示した。ホワイトハウスのジョン・カービー米国家安全保障会議(NSC)の戦略広報調整官は、米政府は「地域の緊張関係を緩和させようとするあらゆる取り組み」を支持すると述べた。一方で「イランが履行義務を果たすのか、それ次第だ」と慎重な姿勢を見せた。
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、中国による仲介努力に感謝し、「湾岸地域に持続する平和と安全を確保」するための努力を支援する用意があると、報道官を通じて述べた。
イランの核開発をめぐり最大限の圧力を求めてきたイスラエル政府は、コメントしていない。
サウジアラビアとイランはしばしば相手を、中東覇権を目指す脅威とみなし、レバノンやシリア、イラク、イエメンなど中東各国で対立する勢力をそれぞれ応援してきた。
イエメンでは、シーア派の反政府勢力ーシ派をイランが支持。フーシ派は2014年に首都サヌアで、サウジアラビアが後押しする政府の政府施設を一時占拠した。2015年からの内戦でフーシ派が政権掌握を宣言したのに対し、サウジアラビアなどのスンニ派連合軍はフーシ派を空爆した。
2019年にはサウジアラビアの複数の石油施設がミサイルやドローンの攻撃を受け、石油製造に大きな影響を与えた。サウジアラビアとアメリカはイランを非難したが、イランは責任を否定していた。
上の記事でもわずかに触れられていますように、この件には、中国の仲介がありました。では、中国の本家本元、人民日報の記事を。
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サウジアラビアとイランが国交回復 国連事務総長が中国の努力に感謝の意
人民網日本語版 2023年03月11日15:35
中華人民共和国とサウジアラビア王国、イラン・イスラム共和国は3月10日に北京で3ヶ国の共同声明を発表した。3ヶ国は声明の中で、サウジアラビアとイラン両国の国交回復と、2ヶ月以内の双方大使館と代表機関の再開、双方の大使の派遣、そして二国間関係の強化を検討するなどを含めた協議に合意した。また国際・地域の平和と安全を強化するため、3ヶ国はあらゆる努力をしていくことを表明した。中央テレビニュースが伝えた。
サウジアラビアとイラン両国は、中国が双方の国交回復を推し進める上で、積極的な役割を果たしたことを称賛し、感謝することを表明した。また国連のグテーレス事務総長は報道官を通じて声明を発表し、「サウジアラビアとイランの外交関係が回復したことを歓迎するとともに、中国が両国間の対話を促進したことに感謝する。サウジアラビアとイランの善隣友好関係は湾岸地域の安定を促進させる助けとなる」とした。(編集TG)
「人民網日本語版」2023年3月11日
中国に対してどう批判的であろうとも、この件に関してはそれなりに中国を肯定的に評価すべきでしょう。サウジとイランというのは、基本的に犬猿の仲であり、また双方ともどもスンニ派とシーア派の雄であることを自他ともに認められている。その2国が、国交回復にたどり着いたことは、記事中 国連事務総長のいうように、
>中国による仲介努力に感謝し、「湾岸地域に持続する平和と安全を確保」するための努力を支援する用意があると、報道官を通じて述べた。
>報道官を通じて声明を発表し、「サウジアラビアとイランの外交関係が回復したことを歓迎するとともに、中国が両国間の対話を促進したことに感謝する。サウジアラビアとイランの善隣友好関係は湾岸地域の安定を促進させる助けとなる」とした。
ということです。当たり前でしょう。ところが世の中、こんな程度のことすら認めない、認めたくない連中がいるのには、心底から呆れ返りますね。日経新聞の記事より。
>【ドバイ=福冨隼太郎】イランとサウジアラビアの国営メディアは10日、両国政府が2カ月以内に外交を正常化し、双方の大使館を再開することで合意したと伝えた。中国が両国を仲介した。中東の緊張緩和につながると期待される。中国主導による中東の大国の和解実現は米国の指導力低下を印象づけ、長期的には世界秩序を揺さぶるリスクとなりかねない。
以下は会員限定部分なので引用できませんが、
>中東の緊張緩和につながると期待される。
とは書いてあるとはいえ、
>中国主導による中東の大国の和解実現は米国の指導力低下を印象づけ、長期的には世界秩序を揺さぶるリスクとなりかねない。
じゃあねえ(呆れ)。
そもそも論としてですが、この件で米国に、サウジとイランの仲介をする能力や意思があるのか。なにしろ最近の事例でいえば、米国には2020年1月に、イスラム革命防衛隊のガーセム・ソレイマーニー(ほかに複数の表記あり。この記事では、Wikipediaにのっとります)氏を暗殺した過去があるくらいですからね(バグダード国際空港攻撃事件 (2020年)参照)。それは前政権(トランプ政権)の時代であり、現バイデン政権は現状そこまで無茶はしていませんが、といって現政権も別にイランにこの件で陳謝したわけでもないしね。つまりバイデン政権もイランに話ができる状況ではないわけで、だったら中国なり米国以外のどこかの国が仲介する必要があるでしょう。米国にそれをできる能力がないのだから仕方ない。で、この記事を書いた福冨記者という人は、ことによったら「中東で中国の存在意義が高くなるくらいなら、サウジとイランの関係改善はいらん」くらいのことを考えているんですかね。面と向かって聞いたら「そんなことはない」と回答するのかもしれませんが、実際のところどう考えているんだか。そんなことにはならないかもしれませんが、万一サウジとイランの間で戦争でも起きたら世界中多方面で迷惑になります。なにはともあれこの2国の緊張緩和は悪いことではない。
だいたい中国は仲介をしたとはいえ、別にサウジもイランも、中国の軍門に下るとかそういうこともないでしょう。そもそもサウジアラビアは、米軍基地もあるくらいの親米国家ですからね。で、朝日新聞に次のような記事も流れています。
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サウジ・イラン合意「中国は米国の代わりになれない」 米学者の分析
聞き手=下司佳代子2023年3月13日 6時00分
サウジアラビアとイランが外交関係を正常化することで合意しました。敵対しあってきた中東の地域大国の「和解」は、中東の安定につながるのでしょうか。仲介した中国の思惑は。米国の影響力に陰りは――。米シンクタンク「中東研究所」の研究者、ロビー・バレット博士は「状況の根本が変わることはない」「中国は米国の代わりになれない」と強調します。なぜなのでしょうか。
――今回の合意は、中東にどんな影響をもたらしますか。
あまり実質的な意味があるとは思っていません。
結局のところ、イランと湾岸アラブ諸国が本当に良い関係になることは有り得ません。
イランは、自分たちこそアラブを含む中東地域全体の運命の決定権者で真の仲裁者であると信じ、アラブ人を見下す傾向があります。アラブ側も、そんなイランを決して信用しません。緊張関係は緩むことはあっても、なくなることはありません。
1、2年もすれば何らかの事件が起き、両者がのど元にやいばを突きつけ合う展開に戻るでしょう。そうなった時に「うまくいかなかった」という不満は、中国に向かうと思います。戦略的な状況の根本が変わることはありません。
(以下有料部分)
ここでのバレット氏の意見が的中するかどうかは当方判断はできませんが、いずれにせよ中国が米国の代わりになるなんてのは現実性のない意見だし、中国にそんな意図も能力ないでしょう。仮にそうなるとしてもそれには長いスパンを必要とするし、今回の件は、そんなに決定的なものでもない。だいたいサウジもイランも、とりあえず国交断絶という状況を継続するのは得策でないと判断していたから国交回復にいたったわけであり、その気がないのに中国がむりやりあっせんして国交回復にいたったとかそういうことでもないでしょう。バレット氏がどう考えているかはいざ知らずですが、中東や湾岸あたりで、米国が常に主導権を握る必要もないし、それが常に正しいわけでもない。当たり前でしょう。バレット氏はおそらく米国の利害を前提として話をしているのでしょうが、日本の新聞記者までがこんなことを書いてどうするんですかね。
で、こういうのを読んでいると、反中も、こじらせるとここまで馬鹿になるのかと絶句しますね。まあ福冨記者も、仲介国が中国でなければもっと称賛するのでしょうしね。中国だから批判する。これ、前私がご紹介したこの件のようなものではないか。
なかなか面白い記事を見つけた(うそを見抜くのにいい判断材料になりそうだ)
つまりは、某ネット論客(名前は、ご当人の名誉と個人情報保護のため、記載しません。悪しからず)が
>ウイグルでビールのイベントがあった、これは酒を飲まないイスラム教徒であるウイグル人への弾圧だ、という趣旨の非難をする記事を書いた人物がいて、それを某ネット論客は
>>嫌がらせにも程があるよなー。クズい。/ビールを抑圧の道具に使うな
と書きまして、そうしたらこれがデマ記事であることが分かった途端、
>元々酒も煙草も嗜む人が多かったらしいですが,最近はイスラーム回帰が進んでいるそうで,まあそりゃこの状況ではそうなるわな……という
などと逃げ口上をほざく始末です。私思わず
>最初のブックマークと話がぜんぜん違うじゃねえかよ(笑)!!!
と批判しましたが、これもねえ、つまりは反中国をこじらせたから、こんな馬鹿な話をほざくのでしょう。中国が関係しなかったら、むしろ「酒くらい自由に飲ませろ」くらいのことを書くのではないか(苦笑)。こんな幼稚なデマをほざく人間も、真に受ける人間も、デマと理解してもなお撤回できない人間も、ほんと救いのない大馬鹿者だと思います。心の底からそう思います。なおこのデマブックマークをした人物は、理由は定かでありませんが、このデマブックマークをした年(2015年)の暮れに、ネット言論界隈からトンズラしてしまいました。私は、このデマブックマークの件も、ご当人の心を大きく傷つけたのだろうと(勝手に)解釈しています。
こんな人物のことはともかく、素人さんがビール祭りのくだらんデマ記事を真に受けるとかなら知ったことじゃありませんが、海外駐在の新聞記者がこの始末では、呆れ返るにもほどがあるというものです。お話にもなりません。日本経済新聞という新聞も、やたら愚にもつかない反中記事が掲載されていて、どこが経済新聞じゃいと思いますが、でも現在のところは(今後はどうだかですが)、日経に限った話ではありませんが、日経の関係者にとっては、「反中」がbogus-simotukareさんのいう「心地よい」なんでしょうねえ(苦笑)。うんなもんぜんぜんジャーナリズムでもリアリズムでもないじゃんと思いますが、読者ともどもその「心地よい」ことを共有(日本経済新聞の読者は、特にそうなのでしょう)しているのでしょう。これでは日本の将来も暗いと思います。
なおこの記事は、bogus-simotukareさんの記事を参考にしました。感謝を申し上げます。
日経『日米友好国に中国の影 タイやメキシコ、牙城に揺らぎ:分断・供給網 悩める新秩序(中)』
中国にある生産拠点の代替候補地を中国マネーが席巻している。日米は友好国にサプライチェーン(供給網)を移す「フレンドショアリング」を急ぐが、ベトナムやタイ、メキシコへの投資で機先を制されつつある。
「EVの製造、組み立てへの投資を拡大する」。
5月、電気自動車(EV)世界大手となった中国・比亜迪(BYD)の王伝福会長はベトナムのチャン・ホン・ハー副首相を訪ねた。同国で米アップルの「iPad」の受託製造を手掛けるBYDが宣言したのはEVの生産だ。
2023年1〜6月の中国(香港含む)の対ベトナム直接投資は27億ドル(約3900億円)で前年同期比37.2%増と、韓国(10億ドル)などを大きく上回った。
ベトナム北部の工業団地。漢字の看板が目立つ一角に人だかりができていた。アップルからイヤホン製造を受託する中国企業の工場だ。若者らが次々とやってくる。面接に来たトゥさん(18)は「給料は高いし寮まである」と話した。中国勢は平均賃金の倍以上の好条件で囲い込む。従来の条件では人が集まらず、日本企業は生産拠点の確保も容易ではなくなりつつある。
中国マネーは日米が脱中国の有力地とする東南アジアをのみ込みつつある。国際通貨基金(IMF)によると東南アジア諸国連合(ASEAN)主要国への中国の直接投資残高は21年に520億ドルと米国(512億ドル)を上回った。3年で2倍だ。
「タイは(海外企業の)EV生産・輸出の拠点になる」。
タイ投資委員会(BOI)のナリット長官は6月末、中国EVメーカー幹部と相次いで会談した。
1〜6月のタイへの中国の直接投資(申請額ベース)は615億バーツ(約2500億円)と全体の2割強で首位となった。日本より7割多い。日本車のタイでのシェアは8割に達する。現地生産でシェアを高めてきたが、EVシフトをにらんだ中国勢の投資攻勢で牙城の足場が揺らぎつつある。
東南アだけでなく、米国の近隣国すら安泰ではない。米テスラの誘致にこぎつけたメキシコ北部の州ではサスペンションなど中国系部品会社の工場建設が相次ぐ。中国企業の投資は22年に18件と首位の米国に迫った。
EVの電池に欠かせないニッケル。世界生産の半分を担うインドネシアでは製錬所の7割が中国資本だ。住友金属鉱山は22年、製錬所建設を断念した。取って代わったのは中国勢だった。日米は中国企業の原料や部品の排除を狙うが、支配権を確立した中国勢が輸出先を絞れば日米のEV生産が揺らぎかねない。
友好国の囲い込みで日米は中国に勝てるのか。日本総合研究所の野木森稔氏は「先端技術を現地で共同開発するぐらいでなければ東南アなどから相手にされなくなる」と警鐘を鳴らす。
(引用終わり)
何で経済新聞がここまで中国を敵視するのかと呆れますね。
https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00007560V21C23A0000000/
タイトルが露骨に反中国で「産経かよ」と心底呆れます。
読売『「仙台へパンダを」公明党の山口代表が中国に要請…市長の親書を手渡す』
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20231122-OYT1T50274/
仙台にパンダが来るのかどうか注目ですね。
あれは欧米が同じことをすれば、絶対に何も言いませんから。
ネトウヨはクラウドファンディングでも何でもやって対抗すればいいのに呆れるばかりだし、そういうことを平気で言うのは軽蔑しかありません。
タワマンの購入一つにしても「どうせ資産価値が落ちる」で慰めているでしょうし。
あれは欧米が同じことをすれば、絶対に何も言いませんから。
そういうことですね。何とも呆れ返った差別連中です。
中国外務省は、パレスチナ自治政府の主流派ファタハとイスラム組織ハマスの代表団、さらに12のパレスチナのグループが21日から23日にかけて北京で和解に向けた協議を行い、「北京宣言」に署名したと発表しました。
中国外務省の発表によりますと、宣言は「分裂を終わらせ、パレスチナの団結を強化する」もので、「暫定的な民族和解政府」をつくるとともにパレスチナ国家の樹立を求めるものだということです。
事実なら大変いいことだと思いますが、日経はこういうのも「中国の脅威」と言い出すんですかね?
日経『中国主導のパレスチナ和解 欧米のプロセスに矛盾』
中国は成果を誇示したが、穏健アラブ諸国は懐疑的に捉える。欧米が主導する「2国家解決」の和平プロセスと矛盾する要素もはらむ。
(有料記事なのでこれ以降は読めません)
予想の範囲内ですが「日経は前回同様、やはりケチつけるのかよ?」ですね。勿論「過度に楽観的になる」べきではないでしょうが穏健アラブ諸国(恐らく親米アラブ諸国を意味し、反米のイランを含まないことは確かだが無料部分だけでは何処を指すか不明、有料部分に記載があるでしょうが)や欧米の考えと中国の考えと「ずれがあろう」が彼らは「ハマスとファタハの和解」には表向きは動いてないわけですからね。「中国の方向性に文句があるならお前ら(穏健アラブ諸国、欧米)が動けよ(特に建前上は「パレスチナの盟友」であるはずのアラブ諸国が)」て話では無いか。
の流用ですが。
北京の「中軸線」がユネスコの世界遺産に!(田畑光永)
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/d9dc290232cf4b26937ce3e743fceb54
田畑と言えば「中国に悪口しかしないアンチ中国」ですが、さすがに世界遺産登録(北京中軸線)では悪口のしようが無いだろう、「日本の佐渡や端島炭鉱みたいな負の問題(朝鮮人の強制労働)もなさそうだし」と思いきや「悪口するから」呆れます。
しかもどう見ても無理矢理なこじつけ。
「北京中軸線は、首都・北京の偉大さを世界にアピールしようという国威発揚(俺の要約ですが、田畑の悪口)」云々て、「国威発揚」て日本も含めて多くの世界遺産登録に共通する話じゃ無いのか。
例えば「明治日本の産業革命遺産」(松下村塾跡地、三池炭鉱、官営八幡製鉄所など:登録申請は安倍政権時)は「明治150年式典(開催は安倍政権時)」と同じ「明治維新を讃えたい」という「安倍の政治的思惑」は明らかにあったでしょう。
「中国は国威発揚のために世界遺産登録を利用してるが、日本など他の国はそんなことしない」なんてのは嘘でしかないでしょう。あるいは世界遺産登録以外に話を広げれば「今パリで開催中の五輪」「維新が開催予定の万博」なんかも「目的の一つは国威発揚」でしょう。
大体、中国の思惑は何であれ「文化的価値」がなければ、世界遺産登録はされません。
それとも「文化的価値がどうであれ、中国の思惑は醜悪」と言い募る気か?
あるいは「佐渡の世界遺産登録は文化的価値があるが、北京中軸線にはそんなものはない。中国の政治的圧力にユネスコが屈したのだ」とでも強弁するのか?
『反中国も、こじらせるとここまで馬鹿になる』の一例と言っていいのではないか。
>話はかわるが、このところ外交面での中国の動きは目覚ましい
タイトルが「北京中軸線」なのに恐れ入ることに、話のメインはそれではなく、「話は変わるが」以降の「中国外交」云々。しかも「中国外交の学問的分析」では無くただの「中国への悪口」だから呆れます。
>昨年のイランとサウジアラビアの「歴史的和解」であり、今年は「パレスチナ各派の和解」であった。いずれも「中国外交の大きな成果」との宣伝材料とはなったが、その実はこれまでの対立の核心はそのまま脇へ置いて、双方の代表とされる人間を一堂に招いて、言葉の上だけでの和解と握手を演出したに過ぎず、実質的な効果はないというのが大方の見方である。
おいおいですね。勿論「過大評価は禁物」ですがここまで低く評価するのも「不当評価」でしょう。
『反中国も、こじらせるとここまで馬鹿になる』の一例と言っていいのではないか。
そもそも「一堂に集めて和解を演出」がそんなに簡単なら「中国以外(例えば欧米やアラブ諸国)がやってもいい」でしょうに。
そして「中国以外がやった」ら「過大評価は禁物だが、それでも『こうした和解が無いよりはマシ』」と言ってるのが「反中国」田畑では無いのか。
張り間違えましたが田畑の記事は
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-6517.html
です。