今宵のセリフが300番目のセリフになります。1日1セリフのご紹介ですから、300日を費やしたことになりますね(笑)
それはさておき、その栄えはる300回目のセリフは、『これが人生ケ・セラ・セラ』からこのセリフにしました。セヒの祖父母は、三男であるセヒの両親と暮らしていますが、一週間に一度は必ず問題が起きるほど(次男がそう表現するくらい、誰かが何かしら問題を起こします)、ユ家はいつもドタバタしていました。セヒの祖父はそろそろ穏やかに暮らしたいと思いましたし、祖母は自分たちが嫁に苦労させていると思いましたから、家を出て2人暮らしをする、と宣言します。これがまた大騒動に。既に嫁いで家を出たセヒは、騒動を冷ややかに見ていましたから、今までの苦労はなんだったのかと悩む渦中の母親に電話すると、好きにさせればいい、と伝えます。更にその後に続けたのがこのセリフになります。
これもまた、人を人たらしめる急所をついた粋なセリフですね。これ、現代人の、ことに男女関係に当てはめると想像しやすいでしょうか、喧嘩の元になる1つですよね。相手から受けた恩を忘れて、ついつい自分が相手に与えた恩ばかりを振り返り、どう計算しても採算が合わない、と(笑)
人間関係がピンチを迎えたときほど、いつもより余計に相手のことを考えてから次の言動に出ないとダメですね。