病室では離婚した父親が母親をかいがいしく看病していましたが、叔父から聞かされたような危篤の状態ではありませんでした。そこでスは1人自宅へ戻りますが、そこへ叔父から電話がありましたからスは叔父に文句をいいました。すると叔父は、お前の為を思ってのことだ、と言いましたからスは、何故自分をソウルへ戻したのか、ソウルは退屈で嫌いなのに、と訊ねました。
ここで叔父が、退屈じゃなくて寂しいんだろ、と前置きした上で言った言葉がこのセリフになります。
そして、新しい記憶で塗り替えるか全部吐き出すか、絶対そのままにするな、とアドバイスしました。
『場合の数』。タイトルに惹かれてテレビ初放送時に観たのですが、テレビ放送の悲しさ、時間の許せない時の放送を飛ばしていましたから、昨日からWebでじっくり観始めましたら、こんな素晴らしいセリフにでくわわしました。