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ドラマ・映画の名セリフに学ぶ(好奇心を持てば、この世は面白いことだらけ!)

#0796「垂簾の政(垂簾聴政)」/『優雅な母娘』第62話から

「ドリが大きくなったら垂簾の政を…。」byク会長(キム・ミョンス扮)、ジェイグループ会長

今日も故事成語となりますが、『優雅な母娘』からこのセリフにしました。このセリフは…

キャリーが理事会を召集して、経営陣の退陣を求める、と通告してきました。これを聞いて大慌てしたク会長は、借名株を自分の名義に変更するため、自分の息子、ドリを産んだジャヨンに株の返却を求めました。しかしジャヨンはこれに応じず、それどころか、結婚して海外に行くからドリを引き取れ、と言ってきました。ク会長は、この急場をしのぐだけのことだから、と頼みますがジャヨンは拒否しました。そんなやり取りの中でク会長が言った言葉になります。

しかし、ジャヨンはこれを遮り、時代劇の見過ぎだ、と言った後、それなら株を売るから買ってくれ、と言いましたから、ク会長は、何故自分のものに俺が金を払うんだ、と激怒しました。

ク会長は"垂簾の政"と言いましたが、これも四字熟語で"垂簾聴政"といい、本来の帝が幼いなどの理由で、皇后や皇太后が代わって政治を司ることをいいます。その際簾を垂らして家臣の話を聞いたことからこの言葉になったとか。

つまりク会長は、その内実権を譲るから速く株を返せ、とジャヨンに迫ったわけですが、お陰でまた一つ勉強になりました笑
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