今年はちょっとアーティスティックなDoogleね。
ホーンテッドマンションといったところだろうか。 . . . Read more
山梨側から眺める富士山は、男性的と表現されることがある。
けれども、この日の富士は、とても女性的に見えた。
五合目の少し上で、ほぼ垂直に塗り分けられた富士
前日の台風が、こんな化粧を施したのだろうか。
雪化粧は、白粉のように際立って白く、
丁寧に刷毛で塗られた、舞妓の襟足のように、
ハッとするほど端整な美しさと、ドキリとする艶やかさを兼ね備えていた。
この日の空は雲ひとつない晴天。
富士に . . . Read more
河口湖にほど近い、三湖台から見た富士山
台風一過のこの日
空は澄み渡り、スコーンと抜けて、どこまでも碧く、
富士山は、冠雪した山頂からゆったりと広がる裾野まで、くっきりとその輪郭を見せていた。
五合目くらいまでほんのり紅葉した山肌と、その少し上に一直線の雪化粧
週末通過した20号は、雲を拭い、朝晩の冷え込みが、一気に秋を富士に運んできたようだ。 . . . Read more
季節外れの台風が去った後、空気は澄み渡り、雲ひとつない絶好の行楽日和。
西湖に近い紅葉台から三湖台まで、乗馬で一時間くらいのトレッキング。
ススキの揺れる展望台からは、大きくそびえる富士山と、眼下に西湖、本楢湖、精進湖の三湖に、紅葉し始めた青木が原の樹海、正面に重なるうっすら冠雪した南アルプスの峰、甲府の町の向こうには八ヶ岳までがくっきりと見えた。
360度、大パノラマの絶景かな。
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まるで向こうの
大きな松の枝に向かって
首を伸ばし
葉をほおばっているような
きりんの像
よく見れば、舌を伸ばしていた
ゴハンまで、あと少し・・・
at 東京都庭園美術館 . . . Read more
まるで、科学博物館の骨格標本かと思うほど、
きれいに白骨化した馬の亡骸
歩いて見つけられる範囲に、骨盤や大腿骨も残っていた。
骨って美しいなぁ、なんて思いながら、また接写していると、
ガイドのお兄さんも、ここが首かぁ、標本みたいだね、と、
近くの骨を並べて、笑っていた。
自然の広く残るモンゴルの大地は、時に惨く、残酷にも見える。
しかし、ビオトープのサイクルの中で失われる命に、無駄なものなど . . . Read more
わたしが一番、贅沢だと思う時間
それは、朝日が昇るのを待つ時間。
ふだんなら、一番熟睡していて、いつの間にか朝日が高く昇ってしまっているわたしの生活。
しかし稀に、ふと目が覚めた時が外はまだ暗く、しかし東の空だけが朝になろうとしているころだったとき、ちょっとラッキー!ちょっと得した気分になるのだ。
眠かったはずの眼はしばし醒め、刻々と色を変える東の空を、朝日が昇るのを待ってしまう。
朝がめっぽ . . . Read more
世界のティファニーTIFFANYがニューヨークで創立して、今年で170年なのだそうだ。
ロンドン、ギルバート・コレクションでの開催から始まった世界巡回展が、いよいよ日本に上陸、今、東京都庭園美術館で開催されている。
庭園美術館は、旧朝香宮邸として建てられたアール・デコ様式の残る建物で、その装飾を見るだけでも、十分価値のある歴史的建造物。
とくに、正面玄関のガラスのレリーフはわたしの好きなラリッ . . . Read more
標高1800m、モンゴルの高原の頂上で見た空は、
今にも手が届きそうなほど、雲はぐっと近く、
しかし、手を伸ばせば、空はずっと遠く。
空は澄み切ってどこまでも碧く、
雲は綿のように軽く柔らかそうだった。
in ホスタイ(ホスターノロ)国立公園 . . . Read more
モンゴルでは昔から、遊牧民は犬を飼っていた。
狼から家畜を守る番犬、群れを追う牧羊犬、役に立つからだ。
だから、何も出来ない猫には目もくれなかったとか。
しかし最近、ネズミを捕る猫は、意外にも役に立つということに気づいたそうだ。
今では、猫を飼っている遊牧民も多いとか。
この猫も、ゲルの周りに穴を掘るトビネズミを追っていた。 . . . Read more
右も左も、どこを切っても同じような草原のキャンプ。
窓のないゲルに光を取り込むのは木の扉一枚。
あとは、分厚いフェルトに包まれたゲル。
木枠の向こうに外を眺める。
額に入った風景画のような牧歌的な景色。
草以外何もない、静かな場所。
殺風景?
いや、とんでもない。
家の前を、犬が駈け寄り、羊がたむろし、牛が横切る。
見る度に違う景色が目の前に現れる。
それは、内と外で違うまるで世界にいるよ . . . Read more
西に傾き始めたころ、
目に入るだけで、ざっと500頭ほどの羊と山羊の大群が足早に移動していた。
どうやら、飼い主の下へ向かって、帰るところらしい。
羊たちは、丸いお尻を振りながら、トコトコ走る。
仔羊、仔山羊たちは、親について行こうとトットコと必死に駈ける。
チャッチャッ!
後ろから馬で追うと、ちょっとペースを上げていた。
モンゴルでは、馬も牛も山羊もほとんどの群れが無人だった。
動物たち自 . . . Read more