グランド・セントラル駅、ゴージャスで重厚感のあるその駅舎。
残念ながら、外観は改装中の幕に覆われていて、その姿を見ることはできなかったが、内部は劇場か美術館かと目を疑うほど立派だった。
総大理石の荘厳な造りに、球体になったシャンデリアがとても優雅だ。
コンコースは高く吹き抜けになっていて、巨大なドーム形をした天井には星座が描かれている。
幾つものドラマが繰り広げられてきたであろう、ターミナル駅。
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食べるのがもったいない!?
DEAN&DELUCA(SOHO/NYC)で見つけたケーキたち。
ケーキをカンバスにデコレーションというより描く感覚。
思いっきり、春を愛でようという気持ちが伝わってきそうな躍動感。
まさにSpring!って感じ。
淡色のマジパンとかで小さく収まらない大胆な配色と構図。
味はともかくとして、う~ん、アートだわ~。 . . . Read more
NY5番街と言ったら、「ティファニーで朝食を」で有名なティファニー本店をはじめ、世界の一流ブランドの並ぶショッピング街と知る人も多いと思う。
そんな5番街の瀟洒なブティックと端正なビル群の中に突如現れ、場違いな雰囲気を放つ荘厳な建物。
それが聖パトリック大聖堂/Saint.Patrick's Cathedralだ。
それをゴシック建築と言っている人もいるけれど、正確にはネオ・ゴシック様式。
ゴシッ . . . Read more
ロックフェラーセンターから聖パトリック大聖堂に向かい、5th.Aveに出る。
もうすぐそこに大聖堂の尖塔が見えるところで見つけた重そうな扉。
大聖堂の斜向かいに位置するその建物はCOLE HAANのブティックのようだがとにかく印象的な扉飾り。
いかにも重そうな黒い鋼鉄の扉?(実際には扉の上にあるから壁?)に金色に輝く男女の彫像が装飾されていた。
フィレンツェには「天国の扉」という黄金の扉があるが。 . . . Read more
先日、百年前にクリムトの挑戦したTabooについてちょっと書いたが、こちらは現代のお話。
いくら百年の間にアートは出尽くし、モラルがなんだか解らなくなったとは言え。。
この作品、ミッドタウンのビルの中庭に突如出現した巨大オブジェ。
たまたま53rd.streetで待ち合わせをしていて、向かう途中交差点を曲がったら、ビルの間に巨大な女性像が見えたので、近寄って見ると・・・
クリムトも真っ青!なん . . . Read more
晴れた昼下がり、高台のテラスハウス。
しっかりしたボルドーととろとろのフロマージュを楽しんでいるところに、ブブーンと羽音が聞こえてきた。
と気づくや否や、目の前に身の丈5cm以上ありそうな大きなスズメバチが姿を現した。そして、よりによって、飲んでいたボトルの首に止まってしまったのだ。
ウワ~と、身を翻し、逃げてしまったのは、彼。
「え、Meg、怖くないの?」
「攻撃しなければ大丈夫でしょう! . . . Read more
日本でもデザイナーズ~と名の付くものは多いけれど、NYCでも同じ。
Webでも雑誌でもいくつか取り上げられている中でちょっとCool過ぎなホテルをひとつ。
"The Muse"
音楽と美の女神ミューズの名を持つこのホテル、一体どんなものか。
46th.street、ブロードウェイから一本入っただけの立地にして、ガラッと雰囲気の変わった静かな一角。向かいには教会があり、見つけてみたら、あらここ?って . . . Read more
ベルヴェデーレ宮殿(オーストリア美術館)に行ったことがある。
目的は「Der Kuess/接吻」
ウィーン分離派の天才画家グスタフ・クリムトの代表作だ。
19世紀末から20世紀初頭ウィーンで活躍した彼は、いつもドラマティックでセクシャルでスキャンダラスな作品を出し続けた。
「接吻」を観て数年経つが、その絵を前にした時の興奮は今も忘れない。
金をふんだんに使い宝石を敷き詰めたような絢爛豪華な装飾に包 . . . Read more
今回のゴッホ展はファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館から各時代の代表作がやって来ている。
アムステルダムは以前行ったことがあって、ファン・ゴッホ美術館で半日過ごすほど、たくさん観てきた。
が、クレラー=ミュラー美術館は未踏の美術館。
今回観たかった絵はそちらのコレクションで「夜のカフェテラス」「糸杉の星の見える道」
前にも書いたが、わたしはどうもこの手の企画展はなかなか足が向かず、行きそ . . . Read more
わたしは車を持っていない。ふだんは別に困らないし、必要な時は弟の車を借りることにしている。
先日、久々に弟の車を借りて出ることになった。
運転席に座るなり、イヤなものが目に入る。
FUELメータは0、ランプが赤く点灯している。距離メータは107km。
?!
昨今のガソリン高騰で、おそらく彼は1000円分しか入れなかったのだろう。と容易に察しがつく。
もしや・・・?大丈夫なの?
エンジンを掛け、不 . . . Read more
MET(メトロポリタン美術館)での衝撃的な出会い!
近代のフロア、突如、目の前に飛び込んで来たのはシャガールだった。
その作品は「Lovers/恋人」
これもかなり有名な作品だし、目に入るなりそれと判り、近寄ってみた。
黒と赤、青と白、そして緑。ビビッドな色に支配された大作が視神経から脳天に走り、全身の神経に流れ落ちるような感覚。ゾク~ッと電撃が走った。
そして、引き込まれていく。
やさしく口づけ . . . Read more
その昔、それを見た時、大きな衝撃を受けた!
なんて書き出すのはちょっと大袈裟だけれど、美術館の地べたに座って、デッサンしている学生達をはじめて見た時、まだ高校生だったわたしにはかなりのカルチャーショックだったのだ。
それは、大英博物館のギリシアの神たちの像の前だった。
学校の語学研修で行ったわたしは、ガイドに案内されるまま次へ行かなくてはいけないのだが。。なんて贅沢な!。。後ろ髪引かれる思い。
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かなり充実したNYの休日で、これまたズシッとボリュームがあったのが18th.StのThe City Bakeryで試したホットチョコレート。大きな四角いマシュマロを付けて$4.5。
このチョコレートのなんと濃厚なこと!ドロ~んとしていてちょっと重たいの。
でも甘さには嫌味はなく、ホントにチョコが濃いから、リッチな味わい。ちょっと小腹も空いていたので、アップルパイ($5)も頼んじゃったのだけれど、ひ . . . Read more
NYのチーズケーキと言っても、クリームチーズにサワークリームたっぷり&グラハムクッキーのこってりチーズケーキだけじゃない。お店お店にそれぞれのケーキがあるわけで「じゃ、何処のが美味しいの?」となると・・・評判を頼りに。
NYCビギナーのわたしが評判を聞き、とりあえず食べてみたいと思っていたお店のひとつが
イーストビレヂにあるVENIERO'S/ベニーエロ・イタリア系の老舗ケーキ屋さん。
イタリ . . . Read more
今日、東京オペラシティで開催中の「ニューヨーク近代美術館(MoMA)巡回建築展・谷口吉生のミュージアム」に行ってきた!
メインのMoMAも然ることながら、氏が今までに手がけた国内のミュージアムの数々も実に素晴らしかった。
大小の模型と実物の写真のフラッシュムービーの構成は実にシンプルなものだけれど、後や上からから細部まで覗き込んだりでき、いろいろな表情を見せる趣向を窺うことができた。
MoMAの . . . Read more