公約やぶり！即時撤退だ！－ＴＰＰ交渉－

　台風の被害にあわれた方に、お見舞い申し上げます。ＴＰＰ交渉は大詰めをむかえましたが、日本側が聖域として守りたいコメなどの重要品目について、関税撤廃の方向で方針転換したと報道されています。重大な事態です。自民党は、昨年の衆院選挙で「聖域なき関税撤廃であれば参加しない。」とＴＰＰ反対と公約していました。今年の3月にＴＰＰ参加を表明したあとの参院選でも「聖域を守る。」と公約しています。守れないことが明らかになってきた段階で、公約を完全に裏切りました。そもそもＴＰＰは「聖域なき関税撤廃」が原則で、コメなどの農業製品は、ニュージーランドが100％関税撤廃を強く要求しています。さらに、ＴＰＰは交渉内容などの情報が何も明らかにされていません。秘密交渉にサインしてしまったためです。
　コメや農業も守れない、情報も明らかにされないＴＰＰは、公約やぶってまで参加する意味はひとかけらもありません！！国民への裏切り行為を許さない運動が重要です。農業関係者や医療関係者だけでなく、消費者、弁護士、大学教員も反対のネットワークをつくって反対しています。日本共産党は、「ＴＰＰ参加交渉撤退」の一致点で共同できる団体・個人と引き続きたたかって、運動を大きくしていく決意です。写真は、8日「ＴＰＰ参加阻止共闘会議」が行った宣伝の様子です。テレビ局も数社取材していました。