とても長い時間が流れてしまった。
パートナーとお別れしたあと、事務所を寝ないで片付けた。
とにかくテナントから出なければ、払わなきゃいけない家賃が発生する。
またお金のことになるが、再就職しない限り収入はないので、1円も無駄にできない時に、何十万の家賃なんか払えなかった。
片付けも体がつらい出来事だったが
有休を使い果たした私の娘は、久しぶりの出勤の日の朝の電車の中で倒れた。
スマホで、歩けなくなった。と電話がきて、私は混乱した。
怪我をしたのか?
どうしたの?と聞いても小さな声で苦しそうに呼吸しているだけで、電話は切れてしまった。
その時の私は自己中になってた。
私が倒れたいのに、どーゆーこと?
私が無職になってしまったのだから、働いて、お願い!
そんなことを、少し思ってしまった。
娘のことも心配なのに自分自身の不幸に注目してしまった。
電車で倒れた娘はなんとか帰宅したが、それから出社することはなかった。
そして半年休んで退職した。
退職後も体調不良は続く。
娘の症状は全身が痛い。私に話しかけられると感情が爆発する。と言っていた。
この時期、何度、深夜に家出をされたことか。
季節が変わっても、私との会話は皆無。
常に青白い顔色をして、無表情になってしまった。
そんななかでの衝撃的事実。なんと、
休職している間に、彼女は、賃貸の部屋まで借りていた。
私は全く知らなかった。
彼女は本気で家を出ようと行動していたのを知ったのは、その一年後。今年の春くらい。
彼女が部屋を解約して荷物をもってくる。といったので、初めて知った。
猫も連れて一人暮らしをしようと考え、仕事をしている体がある間に賃貸契約をしたのだと聞いた。
私は静かに聞いて、そーだったのね!とリアクションはしたが、本当に驚いた。
そんなに私が嫌いなのか、って
一人ズドーンと落ち込んでいた。数日立ち上がれなかった。
その彼女は、休職してから一年半の今、まだ疾病手当で生活しているが、少しずつ笑うようになってきた。散歩に出れるようになってきた。
一般論なのだが、
悲しい出来事って連鎖するなって思う、気分が滅入る毎日から、立ち直ってきたなーと意識すると、再びズドーンとくる負の連鎖。本当に疲れてしまう。
そのせいか体調が良いときが少ない、加齢の進んだような自分がいる