善光寺出開帳 in 両国回向院

平成25年4月27日（土）～5月19日（日）、
江戸時代に大人気を博した、善光寺の回向院出開帳が、
戦後初めて、開催されているのでご案内いたします。



江戸時代、寺社が遠方に出向き、秘仏や仏様を開帳する「出開帳」が盛んで、
中でも信州善光寺の回向院における出開帳は大変な人気だったそうです。

上図は、回向院で六十日間、善光寺が開帳を行った際の様子が示されています。
その註釈では「わざわざ信州まで出向いて参詣・結縁しようという者もいるのに、
如来様の方から江戸の人々と結縁するために江戸に出てきて下さる。
そのありがたさを感得して、参詣するよう」と勧めたもので、
上が開帳の図で、下が両国の賑わいを表した図です。

今回の出開帳は、東日本大震災で亡くなられた多くの方々のご供養と、
被災地の復興支援を目的とし、善光寺御本尊のご分身である出開帳仏と
結ばれる回向柱には、陸前高田の杉の木が用いられています。

入場料 出開帳参拝料　大人（高校生以上）1000円／小人（小・中学生）500円
※未就学児無料
※別途「お戒壇巡り券」大人500円／小人300円／未就学児は大人の同伴があれば無料
※本出開帳の収益は、全額被災地支援に充てられます。

この出開帳の期間中、「被災地復幸支縁両国長屋ストリート」と称して、
JR両国駅西口北側の特設会場内で、東北地方や善光寺の位置する信州の物産展が
開催されています。
※4/27〜5/10（10:00〜18:00）／5/11〜5/19（11:00〜19:00）

なんと、そのストリートに
５月１５日（水）、１６日（木）の両日、野沢温泉が参加することに
なりました。
物品の販売やパンフレットの配布等が行われるようですので、
東京近郊の方は是非、のぞきに行ってみてくださいね(^_-)-☆