フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

「オリエント急行特別展」とアラブ世界研究所の見学

2021-12-24 20:00:05 | 2014年初夏の旅行(サルラ・ボルドー・ナント・アンジェ・アミアン)

アラブ世界研究所は、植物園の近くで、ミッシェルさんの奥さんのJ・クロードはこの近くで公務員として働いていたので、とても詳しかった。

オステルリッツ駅↓

植物園↓

 

 

彼女はこの研究所の前で行われていたオリエント急行特別展の予約を入れてくれていた。

私は大のポワロ好き、そしてマニアとまではいかないが、クラシカルな列車が好きなので、興味深かった。

時間の予約もあったが、これはガイドと一緒に見て回るようになっていたので、少し並んで待ったあと、見学が始まった。

 

オリエント急行殺人事件や青列車など、有名な作品にちなんだ物が展示されていた。

そして撮影は自由なのだ。ここがフランス的でうれしい。

「走る貴婦人」と言われた素晴らしい内装に調度品、また置いてある乗客の持ち物も一流だ。その時代に思いをはせ、優雅なひと時を楽しんだ。

そしてせっかく来たので、アラブ世界研究所に上ってみる。建物の外装は光の多少によりカメラのレンズのように絞ったり開いたりするようになっていた。

眺望がいいことは聞いていた。上に上ると、パリが一望できた。

カフェと言うかレストランもあった。

このレストランの名前を見て、本店(多分)でスカフへの最初の訪問の時にごちそうしてもらったことを思い出した。そこはレバノン料理の店だったのだが、そのころは知る由もなく、豪華なレストランで楽しく食していたことが思い出された。あの時パンだと思ってちぎって食べていたものは、実はそこにおかずを入れて、ほおばる食べ方が正しかったと後でわかったことが思い出される。スカフはその時、その間違った食べ方について何も言わなかった。私の好きなようにして食べるのが良いと思っていたのだろう。

 

そのカフェでコーヒーでもと思ったが、ミッシェル夫妻もマルチーヌもそう言う気持ちはなかったようで、このまま帰路に向かうことになった。

 

私はまだ用があった。

 

パリのアパート暮らしをさせてもらったマリーアンジュ家族に鍵を返しに行かなければならないのだ。「鍵を渡す間アパートの前で待っているよ」とミッシェルさんたちは言ってくれたが、ただ鍵だけ返して「サヨナラ」とはならないだろうと思っていたので、先に帰ってもらうことにして、メトロの途中の駅で私は降りた。

マリーアンジュの家族に、鍵を返し、子供たちにも会い、少しお茶をよばれて、彼らの旅行話を聞き、私のパリ滞在の話などもし、よくお礼を言って、ミッシェルさんの家に急いだ。




クール・サンテミリオン、そしてランチの時に感じた日仏の違い?

2021-12-24 09:28:16 | 2014年初夏の旅行(サルラ・ボルドー・ナント・アンジェ・アミアン)

ソワレを楽しんだ翌朝は、もう帰国日前日。

というわけで、今日はミッシェル夫妻とマルチーヌと一緒に出かけることになっていた。

いつものミッシェルさん宅での朝食↓

昨夜も実は、図書館夫妻のご主人のドゥニからのメールで、ベルサイユ宮殿の噴水ショーのライトアップのお誘いがあったのだが、行けない旨の返事すらギリギリまでメールを見ることができず非礼をしてしまった。彼はもちろんそんなことをとがめることもなく、「またの機会に」と言ってくれたので、今もずっとその優しさが心に残っている。

昨夜はミッシェル夫妻主催のソワレだったので、メールを見ていたとしても、お断りするしかなかったのではあるが、ベルサイユの噴水ショー、しかも夜の行事とあっては、そう言うお誘いがない限り行くことはないので、残念だったことの一つとしてもよく思い出す。

 

さて、いつもの通り朝食を済ませてメトロで向かったのは、クールサンテミリオンという元ワイン倉庫を使ったパッサージュなどがある場所だった。(2019年のクリスマス時期にも再訪

 

いつだったか、クレパパ(クレマンスという女の子の父親なので、クレパパ、この少女はロンドンの音楽大学を今年卒業した)にも新しいスポットとして紹介してもらったが、初めてやってきたのだった。

途中、こんなところも↓

そこでマルチーヌも合流し、庭園も散歩しながら、パッサージュやブティックをのぞいた。

日本のお店なのか、イメージなのか、「sakura」と言う名前の店もあった。

私の好きな?スーパーのモノプリまで倉庫に出店していた。

そこからどのように移動したか今となっては覚えていないのだが、ランチはアメリカンスタイルのステーキチェーン店だった。

 

確か財務省↓

スイミングプールが見えた↓

ミッシェル夫妻は意外とこういう店にも抵抗がない。と言うかステーキ好きなミッシェルさんは、大きなお肉をペロリ、そして付け合わせのフライドポテトもたいらげる。

もちろん私もフランスでアメリカンスタイルなんて、という気持ちはあるが、お世話になっているミッシェル夫妻の選んだ店に異議を申し立てることなどあってはならないし、その店で食べられるものを注文し、量が多いものは黙って残せばいいという考えになる。

 

しかし、健康に気を使っているマルチーヌは、そもそもチェーン店もお肉料理も気に入らなかったようで、魚料理を注文し、ポテトも手をつけず、また店の人にも何やらややこしい注文をしていた。

ところがマルチーヌのこのような振る舞いに対し、ミッシェル夫妻との関係が悪くなることなどつゆほどもなく、全く私の思いは杞憂なのだ。

 

これは日・仏の考え方の違いなのかもしれないと思う。

 

さて、その店を後にして向かったのは、五区にあるアラブ研究所だった。



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