小雨降る中、清澄庭園を後にして
その日1番の目的であった東京現代
美術館のディヴィッド ホックニー
展へ行きました。
現在86歳のホックニーの27年ぶりの
日本開催です。ずっと楽しみにして
いました。イギリスの20世紀の現代
芸術を代表する1人です。
美術館の入り口です。かなりの人が
来場していて欧米の青年や年配の男
性もかなりきていました。音声ガイ
ドは無くNHKの日曜美術館でも放送
されていましたので放送を観ていて
良かったと思ったのが実感です。
「春の到来 ノルマンディー2020」
中に入って直ぐにありました。2020
年、コロナウィルスが世界を襲う中
オンライン上で発表された作品です
真っ直ぐに伸びるラッパスイセンの
姿に励まされた人々で大反響を呼び
ました。春は必ずやって来ると言う
思いが伝わってくる感じを受けます
「春の到来 イーストヨークシャー ウォル ゲート2011」
キャンバスを32枚使った油絵で会場
で観た時に私も引き込まれていく感
じがしました。
「ウォーター近郊の木々2007」
ホックニー70歳の時50枚のキャンバ
スを使いわずか6週間で描きました
縦4,6メートル×横12,3メートルの
大作で目の前に現れた大作は圧巻の
ひと言で、いつの間にか引き込まれ
絵の中を散歩している気分でした。
こちらは実際の風景を観ながらタブ
レット端末を使い描く様になった作
品の数々で、あざやかな色彩感覚に
変わってきた作品です。
「ノルマンディの12ヶ月」の一部
2019年北フランスのノルマンディー
の町に拠点を移し、コロナ禍描き続
けました。全長90メートルの最新作
です。
同じくノルマンディーの一部ですが
撮影許可のこの90メートルの大作は
人が多くて上手く撮れませんでした
まるで絵巻物を観るかの様に12ヶ月
の景色の中に、すっぽり入り込み歩
いている気分でした。コロナ禍に
ホックニーが自ら周囲の景色を見つ
めながら描いた素晴らしい作品です
日常の何気ない風景を描くホック
ニーですがそこから感じるのは暖か
く自然を感じながらもメルヘンな気
持ちさえ感じさせてくれます。
86歳になるホックニー
いつもお洒落なホックニーで笑顔が
とても素敵な方で、目がキラキラと
少年の様に輝いています。いつも反
復しているだけでは、つまらないと
いろんな描き方を続けるホックニー
改めて凄さを感じました。
「人は皆、人生に意味を求めている。町を歩いていて、ごく普通の細やかなこと、美の感動を与えてくれる事を見るのは奇跡的な事で、それこそが私が絵を描く理由」
愛犬ルビーちゃんと同じポーズ(*´-`)
この展覧会に際してのホックニーの
私達へのメッセージです。
「Be Yourself」
あなたらしくいなさい
デヴィッド ホックニーがかつて思い
迷う時代に父親から隣人にどう思わ
れようと気にしない事、常に自分ら
しくいることを教えてくれたと語っ
ています。そんなホックニーだから
こそ、言えるコトバかもしれません
自分らしく!
でも一番難しい事かもしれませんね
いつまでもお元気でご活躍を期待し
ています。
それでは
最後までお付き合い下さって
ありがとうございました。
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