イスパ語劇の歴史編纂企画のブログ

イスパ語劇の歴史を振り返る文集を作ります。作業進捗状況を伝えていきます。問い合わせ先はイスパニア語学科吉川恵美子

同学会総会で呼びかけをしました。

2011年05月29日 | 日記
毎年5月の最終日曜日に、上智大学の卒業生は母校に集まります。このホームカミングデーを「オールソフィアンズデー」と呼んでいます。この日にイスパニア語学科卒業生&現役生で構成される「同学会」の総会が開かれます。

本日、2011年度の同学会総会が開かれ、あいにくの雨にも関わらず第1期生を筆頭に多くのイスパ卒業生が集まりました。その場で、語劇史編纂を呼びかけました。懇親会のおりに、たくさんの語劇出身者とお話もできました。写真やプログラムをお送りくださると約束してくださった方もいます。思い出についてのエッセイをお願いすると、まだすぐにいいお返事はいただけないのですが、この企画にはこれから2年の時間をかけますので、いずれはたくさんの原稿が集まると確信しています。

サルスエラに参加された1期生の田口さんからはすでに手書きの原稿(ご本人はメモ書き、と仰っています)を預かりました。パソコンに打ち込み、ご本人の承諾を得た上で、このブログ上に一部を掲載したいと思います。

吉川恵美子

上智大学イスパニア語劇のOBOGの皆さまへ

2011年05月25日 | 日記
イスパニア語学科語劇史(文集)」編纂の提案
-イスパ語劇の歴史を作ってきた皆さまへー
2011/05/25
  

イスパニア語学科「語劇」の第1回公演は1957年1月19日にさかのぼります。イスパ第1期生と第2期生が参加しての初演目は La viejecitaでした 。当時の記録には「本邦最初のZARZUELA上演」とあります。その頃は学科に女子学生がいなかったので、武蔵野音大生と聖心女子大生が賛助出演してくれたと聞きます。

  その1957年から半世紀をこえる時がすぎました。この間、イスパ語劇は何度か途絶えたことがありますが、それでも2011年の現在まで歴史をつないできました。語劇に参加したイスパ生たちはどれくらいの数にのぼるのでしょう。語劇に参加した学生たちは、もちろん一生懸命勉学にも励みましたが(!?)、放課後の語劇活動では教室の座学とはひと味もふた味も違うイスパニア語を体験しました。作品を通して遠い国の文化を知り、思想を知り、人の心を知りました。また、仲間や顧問の先生たちと過ごした時間は大学生活のかけがえのない思い出となっているはずです。

  ひとりひとりの記憶のなかにしまい込まれている「イスパ語劇」を形にして残しませんか?ひとりひとりの思い出をつないでいけば、イスパニア語学科がたどった半世紀の歴史が見えてくるかもしれません。こうした思いからここに「イスパニア語学科語劇史(文集)」(仮題)編纂の提案をさせていただきます。

企画名称:「イスパニア語学科語劇史」編纂企画

企画内容:
★イスパニア語学科の語劇に関わった人たちのエッセイ(活動記録や思い出など)を集める。
★語劇関連のプログラム、写真、広報記事などを集める。これらを文集の形にまとめる。
★文集はPDF文書にまとめ、原稿執筆者にはデジタルデータを無料配布する。
★デジタルデータ配布は2013年5月を目標とする。
★紙ベースの出版物にまとめると相当の費用がかかるので、これを行うかについては作業経過を見ながら考える。
★企画事務局はイスパニア語学科吉川研究室(emiko-y@sophia.ac.jp)に置く。
★編纂作業は企画提案者吉川が担当する。
★ブログを作成し(本ブログ)、企画への参加呼びかけ、進捗状況報告に活用する。

企画達成目標:
2013年5月(上智大学100周年の年の同学会総会で作業完了を報告する)

趣旨にご賛同いただける方はご連絡ください。たくさんの記憶が集まる事を願います。

1975年卒業 吉川恵美子
語劇参加作品:
72年Las palabras en la arena (Antonio Buero Vallejo作) 
73年 Amor a oscuras (Avarez Quintero 作)