このところ個展の前で制作に追われています。
けれども前売り券を買ってたので、会期があと3日となった「人体の不思議展」に急いで行って来ました。
話には聞いていましたが、すべて献体から成り立つ標本です。
ホルマリン漬けのような生々しい感じはなく、樹脂で固められているせいか乾燥していて人工的な感じがしました。
かつてレオナルド・ダ・ヴィンチも科学者としても解剖し、それを観察しスケッチしています。解剖学の歴史はその頃からで、たしかに絵を描くのに必要最低限の解剖学はあります。
けれどもこれはジャンルが違うもので、医学や看護に携わる人には特に必要かもしれません。
なによりも気になったのは、献体をした人の数の多さのことです。
ここの展示だけでもそうですが、医大とかの解剖にもこの数を遥かに超えるだけの献体があることでしょう。
どういう経過やどんな気持ちで献体する人があるのだろうか、その人の家族はいないのだろうか・・とかそんなことばかりが頭の中でぐるぐると駆け回りました。
死んでしまうとどうなんだろう・・
ここの体にはもう魂と呼ばれるものが、もうすっかりなくなってしまったの?
献体者がすっかり標本になってしまってる現実を目の前に、こんな感情的なことは関係ないのかもしれませんが・・
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