以前に見て、あまりにも深く感動してしまったので、いつまでも覚えています。最近おすすめの映画をピグ友さんから聞かれたので、再び思い出しましたが、タイトルが思いつかない・・・そこで思い出すために以前に書いた記事に書いてあることを思い出しながらデータを引っ張り出しました。やっと出てきた。ついでにこのブログでも紹介しておこうと思います。
ひさびさに泣ける映画を見ました。
解説: 青いキャデラックに乗ってメンフィスへと向かう医学生バイロン。
彼は1年前、自分の運転する車で事故を起こし、結婚したばかりの愛する妻ベアトリスを亡くしていた。
以来、心を閉ざしてしまっていた。メンフィスへ向かう途中、バイロンは一人のヒッチハイカーと出会う。
彼は自分をエルヴィス・プレスリーだと名乗る。彼は、外見から話し方、そして話している内容までまるでエルヴィスそのままだった……。
哀しい過去にしがみついて生きている男2人によるロード・ムービー。
【グレイスランド(Graceland)】
伝説のロックミュージシャンエルヴィス・プレスリーの邸宅だった建物。
グレイスランドってエルヴィスの邸宅だったと初めて知りました。
人間はわかっちゃいるけれど過去にしがみついて離れることができないものです。ショッキングであればあるほど
それでも過去に打ち勝とうとして英雄の力を借りる中年の男性。
彼は過去を癒そうとして旅に出たのか。
それとも同じような辛い過去を持っている人々を少しでも慰めたいと思い旅に出たのか。
傷ついた人間にはやさしさがある思いやりがある。そして2度と傷つけない。逆に人のしあわせを心から希望する。愛があるね。
自称プレスリーだってかまわない。出会いを大切にすればどんな人でも大きな力となるんだ。
傷ついた青年バイロンは自称プレスリーを疑いつづけるが、彼に翻弄されながら過去が明らかになるにつれて共感し癒されていく。
ほんと泣けました
しかも哲学的でおそるべし。
受け取ったメッセージはこんなものでした。↓
【古いものにしがみついているよりも傷ついた過去は受け入れて赦し流して、新しい出会いによって洗い流されていくものだ】
映画の中で何度も何度も出てくる
「キングを忘れるな!」といいつつポーズを決めるシーンが印象に強く残った。
傷ついたからこそ他人には優しくあるべきだと知る。
傷ついたからこそ同じような人を放ってはおけなくなる。
傷ついたままの人生にならないように、自分と同じような二の舞にはさせたくないからこそ、出会った人が傷ついていたならば勇気づけてやりたいと心から思う暖かい人物。
そして暖かくされた人は次にまた同じように暖かく接するようにできるようになれるものだ。それが回りまわってたくさんのしあわせな繋がりを得ることができるのだ。
http://cinema.intercritique.com/
グレイスランド (1998/米)
Finding Graceland
[Drama]製作総指揮 プリシラ・プレスリー / バー・B・ポッター
製作 ケイリー・ブロコウ
監督 デヴィッド・ウィンクラー
脚本 ジェイソン・ホーウィッチ
原案 デヴィッド・ウィンクラー / ジェイソン・ホーウィッチ
撮影 エリオット・デイビス
美術 ジェフリー・タウンゼンド
音楽 スティーブン・エンデルマン
衣装 ジュリー・ワイス
出演 ハーヴェイ・カイテル / ジョナサン・シェック / ブリジット・フォンダ / グレッチェン・モル / ジョン・エイルワード / スーザン・トレイラー / タミー・イスベル / ペギー・ゴームリー
あらすじ 事故で最愛の妻を亡くし、絶望に暮れるバイロンの前に胡散臭いヒッチハイカーが現れた。その男はエルヴィス・プレスリーを名乗り、メンフィスのグレイスランドへ行く途中だという。かたくなに心を閉ざすバイロンだが、“キング”エルヴィスが次々と巻き起こすささやかな奇蹟を目の当たりにして、謎の男に対する興味が芽生えていく・・・。心の破綻と再生をさりげないストーリーから紡ぎだす、癒しのロードムーヴィー。 (dappene)