安倍元首相の暗殺に思う/ 人間の正義感なんて当てにならない

メディアが大衆の意見を左右出来る

 

AC通信No.900 (2022/07/10)AC 論説No.900 安倍元首相の暗殺に思う

8日の夜、パソコンをつけたら20分前に安倍元首相が奈良で参院選の街頭演説をしていた時に背後から狙撃されたという速報が入っていた。当時は心肺停止で病院に運ばれたと言っていたが、間も無く死亡したというニュースが入ってきた。心よりご冥福をお祈りいたします。

安倍元首相が暗殺された後、日本では与野党、共産党など全ての政治家が暗殺は卑怯だ、暗殺は悪だと批判した。翌日になると世界各国の政治家が安倍首相の死を悼み、みんなが暗殺テロを否定する言論を発表した。

暗殺事件のあと色々考えることがあった。

政治家の生命を奪い、言論を封殺するのは絶対に許されぬ悪質な暴力である。今回の安倍氏暗殺は個人的行動であったし、犯人の動機が明らかにされないので、それが本当に個人の意見だったのか、それとも計画的に安倍暗殺をするほど影響を与えた論説、またはグループがあったのか。それほどの影響を与えたのは日本国内の反安倍論か、それとも外国の洗脳や金銭の影響があったのか。安倍氏暗殺から3日たってもまだ外国由来を考慮した言論はない。本人が喋らないから彼の真意はわからない。

安倍氏が暗殺されたあとの一般的な意見は、暗殺は卑怯なテロリズムだ、安倍氏は偉大な政治家で日本の大きな損失だと言われている。でも安倍氏暗殺を肯定するような人も少数ながら居るという。暗殺は卑怯、罪悪だと言うけれど、もしもこれが安倍氏でなくプーチンや習近平が暗殺されたニュースだったらどうだろう。安倍氏暗殺を否定する人たちでもプーチンだったら肯定するかもしれない。暗殺は悪だ、しかしある人にはOKだと思う。感情が理性を否定する。人間の正義感なんて当てにならない。

ある人は「みんなが同じ意見だったらそれが民主主義の正義だ」というかもしれない。個人の暴力で政治家の生命を奪うのはテロリズムで民主主義に反すると言う。だが大衆が賛成するなら構わない。

つまり現今の「民主主義、デモクラシー」とは大衆の意見が正義であるように洗脳された意見である。安倍氏は立派な政治家だったが民間でもトランプと同様、ありとあらゆる罵詈雑言を浴びせられた政治家でもあった。これはメディアが大衆の意見を左右出来ることを証明している。メディアが連日宣伝すれば民衆の政治家に対する印象や意見はどのようにでも変えられる。

メディアが大衆の意見を左右できるなら、DSをコントロールするDeep Stateが政敵の生殺与奪をコントロール出来る。メデイアに扇動された大衆が「XXは殺しても良い」と言えばそれが正義となって通る。そんなデモクラシーは「デモ殺し」である。

バイデンも国民の大半を扇動して「デモ殺し」を実行している。アメリカの最高裁がRoe vs. Wadeの裁判で中絶の法制定は人民と州にあるとしたあと、中絶を支持するグループが連日のように保守派の最高裁判事の家の前で抗議デモを行っている。でもバイデンには民衆がデモをする権利があると言う。

最高裁判事の個人と家族の生命安否を脅かすデモ行為は違憲である。それでもバイデン政権は左翼デモを支持している。カバノー最高裁判事を暗殺する目的でカリフォルニアからワシントンに行った男が逮捕されたのに、ガーランド司法長官は今日まで左翼のデモを放任しているのだ。

若しもバイデンの支持する「平和なデモ」が暴徒化し、ある最高裁判事が殺害されたら、バイデンは直ちに新しい左翼裁判官を任命するだろう。これが彼のはな真意ではないか。

バイデンは大統領でありながら公然と最高裁の判定に逆らって妊娠中絶を支持するだけでなく、2日前に「中絶をする女性の安全を守る」と言う大統領命令にサインした。女性が中絶をする権利を保護するためという。

その同じ日の夜、カバノー最高裁判事がワシントンのレストランで食事をしていたことを聞きつけた暴徒が彼の食事をしているレストランに押し寄せた。生命の安否に関わる一大事となったのでカバノー判事はレストランの裏口から脱出した。

その翌日、バイデン大統領はカバノー判事に抗議するためレストランに押し寄せたグループを「レストランの門前での平和な抗議だったからオーケー」と述べ、群衆が「平和な抗議デモ」をする権利があるとさえ言ったのである。

中絶をする女性の安全を保護する命令を発布した大統領は、最高裁判事の生命の安全を保護しない。The Conservative Briefと言う雑誌社は「バイデンはラディカル左翼に降参した」と書いたがそれは違う。バイデンこそラディカル左翼、「デモ殺し」の本尊なのだ

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