外交知らずのダメダメ外務省

外交知らずのダメダメ外務省 平井 修一

小生は骨の髄から日本人、日本/大和民族だと思っており、それを大いに誇りとしている。「日本は実にいい国だ」と思うナショナリストであり、日本人は優秀だと思う民族主義者である。ハードは神道と武士道、ソフトは仏教と儒教陽明学あたりだろう。

大体、普通の日本人はそういう愛国心や民族としての誇りを持っているのではないか、外務省の役人とアカ以外は。

外務省は根っからの事なかれ主義である。諸外国と波風が立つことを極端に嫌い、避けたがる。西郷翁は「外交では“戦”の心構えが大事だ」説き、毛沢東は有名な言葉「外交は血を流さない戦争、戦争は血を流す外交だ」と喝破している。

両者は外交の本質をしっかりとらえている。

外 務省出身の外交評論家、宮家邦彦氏は大変優秀そうだが、ほとんど愛国心や民族としての誇りを持っていないようだ。氏はそれを蛇蝎のごとく激しく嫌悪してい る。氏は恐らく日本人であるという意識さえもないのではないか。多分、国籍やら人種、民族を超越したコスモポリタンとか地球市民と思っているのではない か。

地球上の摩擦、騒擾、衝突、事件、事変、戦争は多くの場合「国籍、人種、民族&宗教」が深くかかわっている。それにもかかわらず外交 評論において国籍、人種、民族&宗教の問題をネグレクトするとか、偏見的に憎悪するばかりだと、かなり歪んだ見方になってしまうのではないか。

こ れは氏のみならず多分、外務省やその他の省庁でも似たような傾向ではないか。東大などの文系学部では左巻の教授が多いだろうから、恐らく優秀な役人は「俺 は骨の髄から日本人だ」という意識は薄く、「自分はたまたま日本に生まれただけ。意識は地球市民だ」という人が多いのではないか。

世界中のインテリもそのような傾向がある。国籍、人種、民族&宗教という“事件のキモ”を見ないから、ほとんどの人がトランプ爆走を予想できなかった。

宮家氏の論考「テロの再生産をどう断ち切るか…対外諜報機関の創設は急務だ」(産経3/28)から。

諸 悪の根源はイスラム教そのものではなく、破綻国家となったシリアとイラクでテロリストの聖域がなくならないことだ。(平井:シリアとイラクがバカだったか ら? オツム大丈夫かよ、諸悪の根源はイスラム教の徹底的な独善的排他主義ではないのか、コーランに曰く「キリスト教徒とは仲良くするな」

現 在、欧州で起きている現象はポピュリスト(大衆迎合)的ナショナリズムの台頭だ。既得権を失うことを恐れる元エリート(平井:誰のこと? 仏ルペンや AfD党首のこと? 女性党首はエリートだったの?)は、現在の経済的困窮をもたらした原因が、腐敗したエスタブリッシュメントと新参移民にあると信じ、 憎悪と不信を深めつつある。(平井:EU首脳は腐敗しているの? 宮家氏並にオツムが弱いだけだと思うが)

こうした現象はイスラム移民排斥運動が高まるフランス、欧州連合(EU)離脱を議論するイギリス、シリア難民を拒否する東欧諸国にも共通するものだ(平井:無条件で難民モドキを受け入れろということ? 大丈夫かよ)。

し かも、これは欧州の専売特許ではない。米国ではトランプ旋風が吹き荒れている。トランプ候補は米国社会の「ダークサイド」を代弁する大衆迎合型政治家だ。 彼を支持する有権者層、すなわち白人・男性・ブルーカラー、低学歴層は、欧州で不満を深めている市民層と不気味なほど一致する。

(平井: トランプ支持者はバカだということ? ヒラリーの方マシだということ? エビデンスを示せよ。宮家氏のメガネは感情論で相当狂っているとしか思えない が・・・産経はこんなバカに原稿依頼するなよ。春から革マルの佐藤優にも書かせるそうだが、バカなことをしていると購読を切るぞ! ヂヂイを舐めるな よ)>

脇坂あゆみ氏は翻訳家で、現在はシリコンバレーの企業に勤めている。『肩をすくめるアトラス』の訳者でもあり、氏は「アメリカにも 幽霊が出る。アイン・ランド(1905~1982年)という幽霊だ。この思想家・政治家は米国の政治家、企業経営者の中に信奉者が多く、その著作は聖書に 次いで多くの若者の思想形成に影響を与えたともいわれる」と書いている。

脳内お花畑のリベラル系の論者≒アカモドキ≒暗愚は、大統領選挙において切実な問題である国籍、人種、民族&宗教への照射をほとんどしなかった(平井:タブーなの?)からトランプ爆走を予想できなかったのだ。

米国民の多くが不法移民にうんざりしていること、イスラム系に不信感を持っていること、オバマが貶めた米国の威信を取り戻したいと思っていること、それが宮家氏のような“お花畑の地球市民”には分からない

彼らは分かりたくないのだ、なぜならお花畑では「共生命、平等命、みんな善人」だからだ。彼らは「イスラム教徒は非常に危険だ、警戒すべきである」と言う人々を「ナチスだ」と叩きまくり、一方でどこの馬の骨かも分からないテロリストやその予備軍に寄り添うのである。

脇坂氏の論考「共和党候補がトランプに絞られたのは必然だ 討論会を通じリーダーシップへの期待高まる」(東洋経済オンライン3/29)から。

<ルビオは討論会で機転が利かないわけではなかったし、予備戦の序盤で新十ドル札にふさわしい女性を問われ、ローザ・パークスと即答した時は「共和党の未来」のように光っていた。

パー クスは1950年代の差別的なジム・クロウ法のアラバマ州で、白人のためにバスの座席を譲ることを拒否した女性であり、公民権運動の母といわれた人物だ。 ジェブ・ブッシュがマーガレット・サッチャー元首相を、ジョン・ケーシックがマザー・テレサをあげたのと比べると新鮮だった。

だが、トランプには勝てなかった。ルビオは3月15日に指名争いからの撤退を表明した。

共和党の視聴者は、イデオロギーにも選挙戦のキャンペーンにも大きく揺さぶられることなく、ただ候補者同士の応酬をみながら、「いざというときはトランプのほうが安定しており、仕事ができそうだ」という判断をくだしたのではないか。

才気煥発だが経験は浅い若者が、百戦錬磨の奸雄にはかなわなかったとでも言うしかない。大勢がはじめからトランプを支持しているというよりは、選挙戦を眺めているうちに彼しかいなくなってしまったという状況だ。

8年前、耳心地のいい演説の天才をリーダーに選んだアメリカは、スピーチライターが書いた演説の美辞麗句に飽きているし、共感できなくなっているようにも思う。

た しかに外国人である筆者から見ても、たとえば2012年のミット・ロムニーを指名した共和党大会とオバマ大統領を指名した民主党大会に大きな違いはなかっ た。両者のレトリックは、要するに「誰もが頑張れば報われる自由の国アメリカ」というものであり、まさに選挙用の美辞麗句だった。 

その点、トランプは実に「リアル」なのである。同じテーマを繰り返しはするが、そこにスピーチライターの存在を感じさせない。自分自身の生活と実業界での経験をもとにした本音を語っているか、戦術として台本のない本音を語っているように見せているかのどちらかである。

大 統領選は究極のリアリティーショーである。トランプが自ら制作に関わり、君臨したテレビの『アプレンティス』と同様、複数の野心家の候補が試練にさらさ れ、少しの迷いや弱みが致命傷になる。審判はアメリカの有権者だ。彼らは昨年からではなく、トランプという人物と彼の物語を何十年にも渡ってみつめてきて いる。(平井:これは大きい)

*求められているのは「仕事ができるリーダー」

テレビをみてきた視聴者ならば、トランプの人格も言動も、おそらくは思想信条もある程度は知っている。彼が人種差別主義者でも過激派でもないことも知っている。

彼は多くの人にとって、口が悪く、勝つべきときにはとことん攻撃の手をゆるめることがない戦士だが、基本的には恐ろしく有能で、面白く、家族を大切にする愛すべき人物なのだ。

もう20年程も前のことだが、筆者の知人で現在関東・東北で住宅の建設や売買を手掛けている経営者の男性が、学生時代にマンハッタンを訪れた際、トランプタワーでたまたま本人を見かけ、写真撮影を依頼した。

トランプは快く撮影に応じ、後日知人が手紙を書き送ったところ、「君の志とやる気に感銘を受けた。これからもがんばれ」という趣旨の丁寧な返事が届いたそうだ。

極東の一学生にその気配りである。全米で広く商売を手がけている彼の選挙活動は、半世紀前から始まっていたと考えてもよい。

アメリカは、なんであれ仕事ができるリーダーを求めている。繰り返しになるが、実績のある経営者に国政をまかせてみたらどうだろう、と思い始めているのではないだろうか>(以上)

米国人の、あるいは世界の人々のリアルのマインドを知るには国籍、人種、民族&宗教にかかわるリアルを知らなければならない。外務省の役人など地球市民はそれを知ろうともしないから、まともな外交ができずに国益を毀損しているのだ。

この記事を書いて、小生は「宮家氏よりはまともじゃね」と思えるようになった。まさか東大法学部ではあるまいと調べたら、ズバリだった。東大出はクズばかりの発達障害、バカに勝ったところで自慢にはならんな。本当にがっかりだ。

産経には再度言っておく。宮家や佐藤を使うのなら購読をやめると。産経にリベラル≒アカモドキが巣食っているのだ。司馬遼の末裔。これを除染すべし。

おい、熊坂、舐めたらいかんぜよ、読者はバカではないぜ。読者のリアルなマインドをしっかりつかんで命懸けで経営することだ。(2016/3/29)

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