シャープ買収の鴻海こそが支那共産党と戦っている 上念司

新鋭の陽気な経済学者 上念司はこう言っています

鴻海に対する評価 どちらが正しいか 注目!

株式日記

どの家電メーカーも、創業者が持っていたダイナミズムは、高学歴社員たちによって去勢されてしまった。

シャープ買収の鴻海こそが支那共産党と戦っている 上念司

シャープが鴻海に買収された。浅薄な陰謀論を語る人たちが、「軍事にも転用できる技術が支那に盗まれる!」と大騒ぎしているようだ。まったくおめでたいとしか言いようがない。商売の世界がそれほど単純だったら楽でいいが、現実はまったく違う・・・

今回の鴻海による買収はシャープの自業自得である・・・

もちろん、陰謀論者はそれでも疑うことを辞めないだろう。確かに支那の地方政府と鴻海は一見仲がいいように見える。やっぱり技術を支那共産党に横流しするのではないか?

 しかし、よく考えてみてほしい。台湾人は支那から見れば外国人だ。仲良くしてくれるのは鴻海がオイシイ利権であるうちの話でしかない。工場が拡張して、不動産価値などが上がっているときは蜜月かもしれないが、撤退が始まれば手のひらを返される。・・・
その後、鴻海(フォックスコン)は支那で工場拡張をほとんどしていない。むしろ、撤退を加速し拠点をインドに移している。昨年はその動きが加速し何度もニュースになった。何を隠そう、支那の企業は鴻海にとってライバルなのだ
 支那共産党は儲かりそうな事業をパクり、巨額設備投資を行って価格競争を仕掛けてくる。 その結果、鉄鋼、太陽光パネルなどは過剰生産による大幅な価格の低下を招いた。鴻海はむしろパクられる側にある。先ほど紹介した日経新聞の記事によれば中 小型ディスプレイの分野で、支那共産党の後押しを受けるパクり企業が誕生し、激しい価格競争を仕掛けてきた。だからこそ、この難局を打破し、市場の主導権 を握り続けるにはシャープが必要だったのだ。
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