その薬飲んではいけない

ゲンダイネット
その薬飲んではいけない【すこやか生活術】
世界的免疫学者の安保教授が断言

●検査数値の異常は多くが自律神経の影響
 薬を飲むのが嫌な人は多い。しかし、本当に飲まない人は少数派。「薬を飲んで数値を下げないと、心筋梗塞になりますよ」「突然、倒れたら、ご家族が困るでしょう」などと医者に脅され、仕方なく飲んでいる人が大多数だろう。
 そんな人たちに「薬はやめなさい」とエールを送るのが、国際的な免疫学者の新潟大大学院教授・安保徹氏だ。新著「40歳からの免疫力がつく生き方」(静山社)で、“薬不要論”を説いている。安保教授に聞いた。

●降圧剤
 高血圧の人は約4000万人。国民の3人に1人が、血圧を下げる降圧剤を飲む対象者になっているが……。
「血圧は加齢とともに上昇します。その事実を無視して、130/85というメタボ健診の血圧基準を当てはめると、高齢者はほとんどが病人になってしまう。世間の多くが病人なんておかしい。体の仕組みを踏まえると、“上の血圧=年齢+90”という基準が妥当。つまり、上の血圧が130~“年齢+90”の間にあり、高血圧といわれている人は、肩凝りや頭痛などの症状がなければ、薬を飲む必要がありません」

●抗コレステロール薬
「コレステロールは食事の影響で上昇するというのは正しくありません。全コレステロールの80%は体内で合成されるのです。だから、イクラやレバー、エビなど、コレステロール値を上げやすい食事を控えても、数値はそれほど下がりません」
 どうしてコレステロールが体内で合成されるのか? コレステロールは細胞の構成成分で、ステロイドホルモンや性ホルモン、ビタミンDの材料になる。コレステロールは、体に不可欠なのだ。
「コレステロール値が高いのは、それだけ体が要求しているということ。不要になったコレステロールは体から排泄(はいせつ)されますから、薬で無理に下げる必要はありません」

●消炎鎮痛剤
「肩凝りや腰痛、痔(じ)などで、消炎鎮痛剤を使ってはいけません。逆効果なのです」
 それらの症状で痛みを感じるのは、痛みを感じさせる物質が分泌されているため。消炎鎮痛剤は血流を抑えて、その物質を取り除く。一時的に楽にはなるが、血流が抑えられると、かえって治癒への道は遠のくのだ。

●ステロイド薬
 アトピー性皮膚炎をはじめ、多くの病気でステロイド薬が使われる。これもダメだ。
「アトピーでかゆくなるのは、体が異物を排除しようとする反応によるものです。それをステロイド薬で抑えると、症状は一時的に治まりますが、しばらくすると残留ステロイドの成分で化膿(かのう)するため再発。それでより強力なステロイド薬を使うと、再び症状が治まりますが、やがて再発する。その繰り返しで悪化していくのです。体の声に耳を傾ければ、ステロイド薬は不要なのです」

 では、薬なしでどうするか? ポイントは、交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスだという。
「血圧や脂質などの数値が上昇したり、炎症が起きたりするのは、自律神経のバランスがどちらかに偏っているのです。ストレスが強すぎて交感神経優位体質の人は、とにかくストレス発散、のんびり気質で副交感神経優位体質の人は、乾布摩擦や水シャワーです」
 それで自律神経がバランスを取り戻すと、症状が改善するという。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« NECも日立も、... 公立保育所は... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。