早く福田政権が倒れるほうが日本のため

櫻井よしこ
『小泉・安倍・福田』3内閣を斬る!

櫻井 
小泉郵政改革は 詐欺

安倍政権は、国会を延長して公務員制度改革を通しました。
そのことで、安倍さんは中央と地方の官僚すべてを敵に回した・・・
その結果・・・
あの薬害肝炎訴訟では、安倍さんは、
これは政府、厚生行政のミスなんだから和解をしろと、
塩崎官房長官に指示した

でも、塩崎さんから厚労省にメッセージを出しても、
厚生官僚が頑として言うことを聞かなかったんです
・・・ええ、信じ難いでしょうが、事実上無視したのです。抵抗したんです

櫻井 福田首相の外交の原点は、とどのつまりお父様のいわゆる福田ドクトリン、アジア外交です。全方位外交で、旧社会党みたいなものですよ。非武装中立的で。でも、そんなことが現実の国際社会で成り立つはずはないのです。確かにお父様の福田赳夫さんは、旧大蔵官僚出身として非常に優秀な方という評判で、お金の勘定や金融のことはよくわかっておられたかもしれない。しかし、それだけではないですか。金融、財政などのお金を除いたすべての要素を欠いていたのが、福田元総理だった と思います・・・

「SS‐20」が欧州及び米国への最大の脅威として深刻に論じられていたときに、日本の首相はその件について全く知らなかった。その時の首相秘書官が、今の康夫さんです。結局、親子2代で、ある分野についてはまったくの空白なんですね・・・

福田さんがブッシュ大統領と会った時と温家宝首相と会った時の顔は、全然違うじゃないですか。
ブッシュさんの時には、ものすごく緊張してる感じでしたけど、温家宝さんの時は、旧知の友に会うような、嬉しい嬉しい、嬉しくてたまらないって顔でしたもの(笑)。みっともないほどでした・・・・

私はよくASEAN諸国の大使ともお話ししますけど、みなさん、堂々と行きなさいと言いますね。むしろ、中国、韓国に対してもちゃんとNOと言ってほしいと。我々は中国、韓国、日本それぞれと仲良くしたいのに、日本が両国の風下に立つような環境はよくないと思うって。中国だって、本当に取材すると、中枢部の党関係の人たちは、本音では靖国なんてどうだっていいと思っている のではないですか

小泉・竹中路線
高杉 あの路線の批判を簡単に言えば、デフレ不況下でハードランディングをやった先進国は、日本だけだということです。デフレ対策を何もやらないで金融機関に不良債権処理をやらせたって、また不良債権が増えるだけですから。だから、まずは景気対策をきちっとやれというのが、僕の意見でした。それをやらずにハードランディングを強行したのが小泉・竹中路線です。いわば、アメリカに実験させられたようなものです。それで日本はヘトヘトに疲弊しちゃったでしょう

石原慎太郎さんのこと 
高杉 そうです。新銀行東京は論外です。大銀行が貸し渋りをやってるから中小企業に担保なしで貸すというコンセプトですが、資産デフレの中でやっても、不良化して焦げつくことは分かりきってる。それを法人税や都民の税金でやってるわけですからね・・・・

櫻井 ・・・福田政権のもとで何の問題も解決できていないんですから、こんなグズグズ状態でいる時間は、短ければ短いほどいいわけですから。早く福田政権が倒れるほうが日本のためだと、私は確信しています

この二人の 対談 
普通の言葉で 核心を ついたことを 語っている
と 思いませんか

櫻井さんには ぜひ 
正論を説いて かつ 政治的影響力を もつ新党
を つくってもらい

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 薬害肝炎 厚... 日本人よ 古... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。