池袋  チャイニーズの天下?

宮崎正弘
編集後記
某月某日 昔、青江三奈「夜の池袋」という流行歌があった。久しぶりに昼ではなく、夜の池袋北口。かなり物騒である。「ニュー・チャイナタウンのいま」の定点観測。改札をでるとデパートの地下だが、いきなり中国語でオバさん二人が呶鳴りあっている。えっ、もはやデパ地下もチャイニーズの天下? 横で聞いていると、喧嘩ではなく、あそこが安い、ここは高いと日常会話もけんか腰の大声が中国人の特徴だったっけ。
  駅のコンコースを大きなバッグを引きずっている若い男女は、歩き方を見ていると中国人かそうでないかが分かる。ぼやっと焦点の定まらない日本人と違う。彼らには目的意識がある所為か歩き方にも緊張がでている。さて地上に出るや、チラシ巻き、ティッシュ巻きの人々がいる。大紀元新聞を配っている。配布の半分は中国語、不動産の看板も中国語が混じり、待ち合わせで屯している三分の一が中国人だ。携帯電話の会話で分かる。殆どが北京語。ここでは台湾語、広東語を聞いたことがない。日本のやくざは派手な縦縞の背広にサイケなネクタイが多いが、中国のやくざとおぼしき集団。歩き方は日本のやくざをまねているのかポケットに手を突っ込んで突っ張る若頭風情のまわりをチンピラ風が四、五人で囲む。肩で風を切るのも似ているが、日本のやくざと違うのは背広。カラフルで、黒のシャツが基調のようだ。ネクタイをしない。これは大陸でよく見るやくざが大概、半袖の黒シャツ、短髪でお腹が出ているわりに目つきが鋭いという特徴がある。一時間ほど観測し、中国語の無料新聞、雑誌などを仕入れてからシナ飯ではなく、寿司屋に入った。ここで友人と待ち合わせ、最近の中国情勢を聞いた
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