「保守再生」は俺にまかせろ!麻生太郎

「保守再生」は俺にまかせろ!
 <矛盾だらけの大連立>
 <アメリカより国連が大事だって!?>
 <小沢構想に賛成したのは福田さんだけ>
 <戦後レジーム脱却はできるのか>
 <コミュニケーション能力不足が国益を損なう>
 麻生:オレが直接交渉した相手だけでも、チェイニー副大統領にせよ、ラムズフェルド元国防長官にせよ、ライス国務長官にせよ、非常にフェアーな方ばかりだったね。こちらの主張をちゃんと説明すれば通じるんだ。そこで気後れしたり手を抜いたりするから、さまざまな誤解や齟齬が生じるわけです。

 オレが尊敬するチャーチルの『第二次大戦回顧録』に、興味深い記述がある。
 <日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。しかし、これでは困る。反論する相手をねじ伏せてこそ政治家としての点数があがるのに、それができない。それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。すると議会は、いままで以上の要求をしろという。

 無理を承知で要求してみると、今度は笑みを浮かべていた日本人が全く別人の顔になって、「これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことをいうとは、あなたは話のわからない人だ。ここに至っては、刺し違えるしかない」と言って突っかかってくる。

 英国はその後マレー半島沖合いで戦艦プリンスオブウエールズとレパルスを日本軍に撃沈され、シンガポールを失った。日本にこれほどの力があったなら、もっと早く発言して欲しかった。日本人は外交を知らない>

 <皇室こそ日本の根幹>
 麻生:オレの好きな言葉をひとつ挙げておこう。
 <神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ>

 麻生:保守という言葉には頑迷固陋なイメージがつきまとうけれど、保守の本質は「建設」なんだ。一方、革新は「破壊」である。新しいものを創造するには古いものを壊さなければならないけれど、次に何を建てるかが決まっていないのに破壊しても、国民の不安が増幅されるばかりだ。不安は不満と違ってエネルギーを生まないから、破壊が先行するのはまったく非建設的。皇室典範改正論議は、まさに破壊を先にやるようなもんでしたね。

 麻生:国家の為に尊い命を投げ出された人々を、国家は最高の栄誉をもって祀らなければならない。これはどの国家にも共通する普遍的な原則である。それゆえ、総理大臣が靖国参拝しないのは異常であり、国家のためにと思って命を投げ出された英霊や遺族からすれば、その死を愚弄されたに等しい行為なんです。

 <アメリカに妥協するな>
 <媚中ではなく「日中共益」で>
 麻生:中国相手の外交では、国益が合致しない場合、お互い率直に意見をぶつけ合うしかないんだよ。遠慮せずにズケズケ意見を言い、時には喧嘩腰で怒鳴りあう。そうやって双方の利益の均衡点を見つける作業をすべきなんだ。

 <円高、サブプライムに怖気づくな>
 <究極の少子化対策とは>
 麻生:日本のGDPのうち7割は国内消費ですから、正規雇用を増やして生活を安定させれば、自然と消費は伸び、経済の基礎体力も強くなる。正社員を増やして給料を上げることが、思わぬ副産物をもたらしてくれるわけさ。(麻生太郎 衆議院議員・前外務大臣 「諸君」平成20年2月号)


真中 行造のページ  2008年3月10日より 引用
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