武器を持たずに来た人は皆、歓待する。それがグルジアの伝統だから

松緒錦江
「太陽に値段が付けられるか?」それがグルジアからの問いかけ。

歴史的にもこの地域の複雑さは、本当に住んだことのない部外者が説明できるレベルのものではない。そもそも、あれだけ狭いグルジアの中に存在する多くの民族文化がいまだ同化されずにそれぞれが存在していること自体が驚くべきこと・・・

グルジア人が戦いに至った理由は決して小さなことではなくて、それまでに多くの代償を払い続け、ロシアによって踏みつけられ続けられながらも耐え忍んできた結果でもあるのだ

今のグルジアは本当に貧しい・・・それなのに、あまりにグルジア人はプライドが高いばかりに、ロシアとも正面からぶつかっていったりするから・・・

武器を持たずに来た人は皆、歓待する。それがグルジアの伝統だから

今の世界は、何にでも値段を付けたがる連中の方がまるで賢いみたいに君臨している・・・
でもグルジア人は知っている。太陽に値段が付けられないように、
彼らの伝統と歴史と文化、そしてそのプライドには世界の誰も値段が付けられないのだ。

たとえ、ロシア人が歴史上一時的に資源を多く持ったところで、
彼らには本当に「値段が付けられない太陽のようなもの」があるのだろうか?

お金で買えないものを失ったとき、初めて人間は堕落する。
お金を失っても、プライドを失わない人間は決して本当に大切なものを失うことはない。
だから、グルジア人が仮に戦で負けても「負けたわけではない」と思うのだ。

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